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最近うだる暑さを感じるので原因を気象データから分析してみた
最近やたら暑く感じませんか? 特に昨日はジメッとした空気の中を歩いたせいか、余計に暑さを感じることに。
5月の初旬も暑かったけれど、ここ最近急激に暑さが身体に堪える気がしてならない。
そこで気象庁から気象データを収集して解析し、何が暑さを感じさせる原因かを考察してみた。
データはひとまず東京における2020年5月の一ヶ月分。体感的な暑さに影響しているであろう「最高気温」「平均湿度」「日照時間」を抽出し、さらに不快指数を算出した。
不快指数の計算はwikipedia先生ほか、気象予報士や栄養士さんらが採用していた以下の式を使った。
不快指数=0.81×気温+0.01×湿度×(0.99×温度-14.3)+46.3
そして分析集計したデータが以下のグラフだ。ハイライトした条件も記載する。ちなみに不快指数は75%を越えると「やや暑い」程度とのこと。
・最高気温:25℃以上
・平均湿度:80%以上
・日照時間:8時間以上
・不快指数:75%以上
・日中温度差:10℃以上
確かに最高気温が夏日の基準となる25℃を超え、不快指数も上昇傾向にあることがわかる。
ん〜、ぱっと見コレといった決定打がない気もする。
ただ、どうしても自分の体感とデータが合わない。それは湿度だ。自分の体感的に、平均湿度がもっと高く出てもいいのでは? なんて最初に思った。そう単純ではなそうだ。
状況を複雑にさせる要因、強いて言えば温度差かな。
5/17〜5/24の週は日照時間がほぼゼロで最高気温が20℃を下回る日が多く、夜は厚めの布団をかけて寝た方も多いのではないか。
日中の気温差もこの週以降は拡大している。
そして不快指数も軒並み上昇していることがわかる。
データから推測できるのは、5月初旬の暑さに身体が慣れ始めた所の寒暖差で身体がだるくなり、追い打ちをかけるように気温が上昇。そのせいで身体のバイオリズムに影響を与え、微小な温度変化に過敏になり、少しの湿度でも過剰に蒸し暑く感じているのではないか。
加えて自粛生活による引きこもりのせいで、メンタルがナイーブになりやすい状況も、身体が怠く感じられる原因になったのではないかと推測する。
これは自分の体感だが、感じたストレスが身体へ影響として現れるまでには多少の時間がかかる気がしている。なので1~2週間のタイムラグってのは予測範囲ではないか。(猛暑日により熱中症などは除いて)
人間、変化する時が一番大変で、慣れるまでの辛抱なんていうが、お天気はまさにその考え方を体現しているんじゃないかなと。
観測地点と居住地の環境が全く異なることも大きく影響しているように思える。
毎日自宅の気象状況を測定するのは面倒くさいし、IoT化させて自動化させる技術も残念ながら持ち合わせていない。
なので何かしらの変数か傾向でも発見できればラクチンで良いのだが(笑)
で、だるさの対策だが、序盤は水分補給を多めに取るのと、運動して身体を鍛えて元気を維持すること、栄養バランスのとれた食事をとること、冷たい水を飲み過ぎないことなど、基本的なことが大切になってくる。
夏は始まったばかり。皆さま、暑さにはご注意を。