「ブチ抜く力」を読んで
結果を出すには一点集中すべし。寝ている時間も脳に1つのことを考えさせるレベルで心血を注ぐ。この考え方には共感できました。
というのも、自分の経験を振り返ってみても、マルチタスクで複数のことを同時に進めていくよりも、一定の成果と実力が身につくまで一つのことに集中して取り組み、習得した方が取り組む時間は短くて済みますし、最終的に複数のことを身につけることも容易だからです。
例えば入社直後は大量の雑務を(押し付けry)こなすポジションにいたのですが、その業務の大半を占めていたのがエクセル仕事でした。
幸か不幸かエクセルの習熟に大変役立ち、早い段階からエクセルに関する質問は僕に降ってくるようになりました。幸か不幸か。
また海外ニュースの収集と記事化も今は担当しているのですが、これも昨年、海外ニュースを翻訳したり収集する業務をなぜか多くこなし、ある程度のコツをつかめるまでになったから託されているのだと思っています。
一方で「AとBとCを2週間以内に仕上げてね」とか、その途中途中に突発案件を放り込まれた時の進捗は、ダメですね。
そういう時はAを完全に片付けてからBへいくような方法でその場を乗り切っています。
与沢翼さんの「ブチ抜く力」は億単位のお金を動かすもっとスケールの大きい話ですが、それでもこのような経験があるため僕の心にも響くわけです。
もう1点気になったのが、つねに将来を見据えて行動すべきというところです。
特に災害大国日本において、大地震がいつ直撃するのかわからないという大きなリスクと背中合わせで生きているわけです。
もしこれが東京で起きると、経済が麻痺するのは想像にたやすく、会社勤めでも安泰とは言えなくなります。
そうなった時、僕なりに考えたライフラインは、個人で海外にも物を売れる状態を作っておきたい、という気持ちでした。
日本人である以上、言語の壁が立ちはだかり、どうしてもビジネスの相手が日本人に限られてしまいます。
幸いにも日本はまだまだ経済大国なので、日本人相手でもお金を稼ぐことができます。
もしこれが成立しなくなったらどうなるか?
ライフラインが途絶えることになってしまう訳です。
今僕が普段手がけている仕事はすべて日本人向け(一部、結果的に外国人が見ているのもありますが)なので、ここは解決したいことです。
したいならすればいい。というかいますぐ行動すべきなんですよね。
これが先送りを無意識にしている瞬間だと思います。
なんとかしなきゃなぁと思いつつ時間が過ぎていくのは、部屋に散らかった私物を片付けられず年末を迎えるあの現象と酷似しているわけです。
今の時代のいいところはネット上にノウハウが転がっているし、図書館に行けばメンタリティを補強してくれる書籍をタダで借りられるので行動のモチベーションを維持することも簡単です。
なのであとは自分が継続と改善を重ねながら行動し続けるのみってことになります。
とは言え初動が重たいのは皆おなじ。
この初動を素早くする方法についてはまた今度書き起こしてみたいと思います。
これをテクニックで解決できれば、人は何にでもなれる。