都会⇔地方で活躍するマーケターはどうすれば現れるか
こんにちは、熊野古道でマーケターをしております、大﨑です。
今日は都会マーケター⇔地方マーケターを経験している僕が思う「分断」と「可能性」について思ったことを一筆書きしたいと思います。
是非皆さまのご意見を聞かせてください。
地方マーケターと都会マーケターの分断
分断が起きていると思っていますがその原因の一例をご紹介します。
上記の現象が散見されます。実際都会で優秀な方で、素晴らしい戦略があっても実行フェーズの管理・モニタリングor自分で実行しないと成果が出ないです。
これはマーケターだけの責任でなく、発注者のオリエンやスコープの定義の見直しが余儀なくされると思います。
現在の「困ったら優秀なマーケターに頼もう」の流れを、案件募集時点で解像度を上げてお互いマッチングさせる必要があると思います。
活躍する地方マーケターに必要な3つの掛け算
地方で活躍するマーケターには3つの掛け算が必要だと考えます。
ソフトスキルに関しては以前まとめたので下記をご参照下さい。
「ずっと地方マーケター」は地方を盛り上げられる?
盛り上げられます(条件付き)
地方出身、地方企業に就職、地方マーケターになることができるのは稀有な例ですが、もし可能だとしたら理想的だと思います。
【メリット】
①出身地域愛(アイデンティティ)があり、地域文化や属性にあかるい。
②地域の人脈が豊富であり、地元出身というだけで受け入れやすい
【条件】
①スキルを磨いてくれる師匠に会えるか
②社内でマーケターの必要性がある企業・マーケティングを大切にしている企業に出会えるか
もしどうしても地方にいながら、地方でスキルを身に着けたい学生の方がいらっしゃったら2人にDMしてみてはどうでしょうか?(勝手におススメして大丈夫かな💦)
U・Iターンマーケター最強説?
Uターンをする方は、地元を何とかしたいと思って、あえて修行として都会に出る人も少なくないため、覚悟(ソフトスキル)と専門性(ハードスキル)が伴っている人が多い印象です。
【結論】
地方出身で20~30代都会で修業を積み、Uターン・Iターンする方が一番地方で成功するのではないかと思っています。
【懸念点】
ただし帰る意思があったが、都会で結婚・子育てをして帰ってこないケースが多々あるのではないかと思っています。
都会から移住マーケター。そんな人いる?
これは僕です。僕はシンガポールのマーケ会社で修業→外資コンサル→テーマパークマーケターをしてきました。
いろいろな理由がありますが、地方へ行くメリット・デメリット・どんな人は地方へ行くべきかを書いて締めたいと思います。
都会マーケターが地方に行くメリット
権限と責任
都会で20代後半では、自分の専門領域で与えられた仕事をすることしかできませんが、地方では権限(P/L)を持って仕事ができるので成長速度が速いです。⇔自分で決めて・自分で責任を取る恐怖が付きまといます。
勝負できる・地方経済の一翼を担える。でも引き返せない
一度移住すると簡単には引き返せません。だからみんな移住しないという選択を取り、副業マーケターが増えています。しかしそのリスクと引き換えに、自分が仕事で勝負する感覚・地方経済の一翼を担う強い感覚が得られます。スタートアップのCXOに近い経験ができるのは地方の魅力です。
僕は都会マーケターが、第3の故郷と思って地方に入り勝負しないと、地方マーケターの数は足りず、地方が良くならないと思っています。
だから地方マーケターは、地方で頑張る皆さんに発信するのはもちろんですが、都会で働くマーケターへの啓蒙も同時に行うべきです。
まずはローカルプレイヤーズで学ぶ・試すが良いのでは?
地域プロデューサーとは、「地域のアセットをつなぎ、プレイヤーをアサインし、事業として動かす力のある人」のことを目指して学べるスクールです。ここで現場感や腕試しして是非地方に挑戦してみてほしいです。
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