【マーケティング】本能へ突き刺すインサイトを探すヒント
熊野古道でマーケティングをしています。
大﨑です。
本日は鈴木祐さんの書かれた『進化論マーケティング』を呼んだ感想と実務で使うべきポイントを書きたいと思います。
ヒトが持つ8つ本能とは?
あなたの商品が刺さる本能はどれでしょうか?
あなたの商品が刺さる本能の種類を増やせるでしょうか?
各本能の消費者行動代表例
簡単な本能の種類の紹介です。気になる方は本をお手に取ってみてください。
安らぐ
「他社の攻撃や病気を避けたい」生存本能から発動する習性です。
進める
「生存に必要なリソースを獲得できそうだ」という希望を与えてくれる習性です。
決する
自分で何も決めず行動しなかった者が餓死する原始時代に生まれた習性です。
そのためカスタマイズできる旅行商品やパーツを細かく指定できる時計など、消費者に選択肢を残した商品が代表的です。
決する本能に関しては下記本もおススメです。
有する
リスクの高い状況下ではリソースを可能な限り節約すべきという本能から、自分の持つ資源を維持する習性です。
「確実に手に入る資源を逃したくない」「資源が減った状況を改善したい」という欲求です。
属する
集団で生きてきた人間にとって「仲間を作って安心を得たい」という習性です。
安らぐ本能と似ており「自分と似た人を探したいモチベーション」に起因しています。
「安らぐ」:人を内向的にさせることでリスクを防ぐ
「属する」:人を外交的にさせることで集団に属してリスクを防ぐ
高める
集団のリーダーは食べ物を最初に口にできることから「集団に属す欲求」の次に「集団の中で上位の地位につきたい」習性です。
「高める」お金や名声など外部から与えられる報酬を求めるの
「進める」自分のスキルが改善した喜び、好きなことに没頭する快感
伝える
生存と生殖の欲望のために、いかに集団から繁栄に役立っているかを伝える重要性から起因した習性です。
「高める」:競争に勝つため自分の評価を高める欲望
「伝える」:自分の特性を周囲にアピールする欲望
物語る
重要な情報を興味深いストーリーとして伝え、生存に欠かせない知識を効率よく学ぶ習性です。
実際のマーケティングに使用できるか
間違いなくできます。この本には二次本能リストやスコアボード・体験デザインチェックリストが付いており、かなり実践的なインサイトの掘り下げに役立ちます。