多摩区100人カイギに登壇した話
2023年12月の多摩区100人カイギVol.7に登壇した。住民本屋とマチカイギについて話してきた。
今考えていることを、出し切ったという感じである。
原稿は、事前に住民本屋生みの親のナツコさんと、推してくれた運営チームのムラケンさんに見てもらいながら構成していった。けれど本番の一週間前に、ナツコさんの代理で登板した住民本屋で感じたこと、それから少し関わらせてもらった「まちなか遊縁地」のメリーゴーラウンドのクラファンのことをベースに、内容を随分と更新した。お二人が一番驚かれただろう。
なぜ本屋なのか、なぜ屋台なのか、なぜ路上に出るのか、なぜお客様と語るのか、なぜ社会科学なのか。
どうしてこういう事が必要だと思うに至ったのか。
この辺りの「思い」を強調された方がいいと、運営の皆さんがアドバイスされていたので、それを深掘りして、過去のきっかけを思い出しながら構成を作っていった。
寄り道していては持ち時間はあっという間に過ぎてしまう。
それまでの登壇者の方のプレゼンを見て、プレゼン資料は、最短ルートを外さないようにするための「ガイド」として機能させた方が良いと感じた。なので、少し足りなくなるかな?くらいにスライドや原稿を絞って、最後に時間が余ったらフリーで話せる余白のようなスライドをつけておいた。
いざ話してみると、用意した紙の原稿を見る余裕がない。
お客さんの顔や反応も見たいし、展開するスライドも確認したい。
大体流れは覚えていたから、スライドをガイドにフリートーク的にやってみた。
でも正直、何をどのように話したかあまり覚えていない。お客さんにとって身近な話ではないだろうなと思っていたので、その点がしらけたらどうしようかな、と思っていた。
極力噛み砕いたし、思いつくまま少し笑いも入れてみた。なるべく自虐路線の笑いで。そのせいで後半駆け足になってしまったが、原稿を知らないお客さんはそんなに気にならなかったはずだ。
終わった後のネットワーキングでは、何人かの初めましての方から熱烈な反応をもらい、社会学を学んでいた数名の方から仲良くしてくれと言って頂いた。ウェブ観覧してくださった方も結構いたらしく、後からメッセージをいただいた。
また数名の方から、途中まで分かったが後半のメリーゴーラウンドと発電所のくだりはよく分からなかったという反応をもらった。唐突な比較に感じられたかもしれない。でも、こういう異質な物事同士の関連を考えたりするのが、科学のいいところだと思っているので本人としては満足している。
そして、それでも皆さんにそれなりに何か響いたようだ。ありがたい。
自分の中で、これ、と思うことが見つかったならば、それを大事にしながらみんなに問うてみる。自分を信じよというエマソンの著作に背中を押されてここまで来てしまった。
貴重な機会をいただいた。推してくださった方々ありがとうございました。
当日の詳細なレポートは我が街の宣伝本部長 ミヤモトさんがレポートしてくれています。
https://note.com/m_miyamoto_529/n/n8ad95392e6bc?sub_rt=share_pw