新しい出会いへの祝福

先週末をもって、シーナと一平での滞在が終了しました。

最後の夜は友人とともに、座敷で机を囲んで賑やかに食事ができました。

今回の滞在で出会った人たちは、おそらく、シーナと一平でないと巡りあっていなかったような、そんな気がしています。

到着を迎えて、夜を共にし、朝、出立を送りだす。このシンプルな流れの中には、人との距離を縮めるきっかけがたくさんあって、ぼくは好きです。

家や宿というのは、その日、帰るべき場所であって、それを一晩共有するだけで、なんだかぐっと、仲良くなれた気がする。

先月、札幌や東川町を訪れた時も、近い感覚を抱きました。

一緒に出かけたり、食事をしたり、買い物をしたりするよりも、もしかしたら、一つ屋根の下で過ごすことの方が、関係性を築けるのかもしれない。

新しい出会いへの祝福を、いってらっしゃいで締めくくれるのは、多分、宿の特権で、素敵だなあと思うのです。

山脇、毎日。