祭りが終わってほしい人、終わってほしくない人。
3日間の八王子祭りが終わり、自宅の周りにも日常が戻ってきました。
昨晩、都心から帰路に着く時、どうしても祭りの喧騒を肌で感じたくて、駅に向かう人の流れに逆らうように賑わいの中を通って帰りました。
うるさいから、このお祭りが終わってほしい人。さびしいから、このお祭りが終わってほしくない人。
色んな人がごっちゃになって過ごすあの空間は、想いがぶつかりあってできる熱狂につつまれて、かけがえのない瞬間をつくっていました。
自分勝手にしようとすれば、嫌な顔をする人が目に入り、結局、誰も思い通りには過ごせない。
そんな中で見える互いへの配慮の気持ちは、とても積極的で、無関心なんか打破して、見ていて清々しい。
3日間しかないから、祭りが嫌いな人は耐えられるし、3日間しかないから、祭りが好きな人は騒ぎ出す。
毎日じゃないから、なんとか譲り合える。
合わない人とは会わなくていい風潮が増す中で、合わない人同士が見せる優しさに、僕は心から惹かれてしまいます。
山脇、毎日。