どうか引き続きよろしく

とても大きな話が舞い込んできた。まだ確定じゃないけど、興奮で震えがとまらない。

早く工場の人たちに報告したい。「やりましたね!」と喜びを分かち合いたい。

去年テレビの取材が決まった時もこんな感情だった。岡山のみんなに真っ先に感謝を伝えたかった。

3年前、突然現れた、無知で無謀で無力の僕らを、決して鼻で笑わなかった。ちゃんと話を聞いてくれた。丁寧に話をしてくれた。

機会をくれた工場の人たちに何とか結果で恩返ししたくて、ものづくりが「誇り高き仕事」であることを証明したくて、だから今回も、そんな風になるといいなあ。

もっともっともっと僕たちは立派になって、大切なデニム産地を守れるように力をつけるから、どうか引き続き見守っていてほしい。

僕たちの周りにいるたくさんの暖かいお客さんを、自慢げに紹介したい。

製品を喜んでもらえていること。成長を応援してもらえていること。少しずつ、でも確実に、あなたたちの想いは広がっていってますよと。

成長の過程が美しくなければ、どうして応援され続けるだろう。醜い手段を選んだ時、僕らの活動はそこで終わる。

適当に作られたモノなんて、適当に使われるに決まってる。

適当に使われるモノなんて、適当に作られるに決まってる。

そのどちらも悪くない。適当さを生み出したとしたら、それは僕たちの責任だ。

違う。僕たちの周りには、こんなに素敵な作り手と使い手が溢れてる。だからまずそのことに全力で胸を張りたい。

みんながもっと想いを交換できますように。それが僕の1番の願いだ。

山脇、毎日。