朝は必ず来る

音も光もない深夜。息をひそめてじっと朝が来るのを待つ。

不思議と次第に目が慣れてくる。耳も研ぎ澄まされる。そうなればもう、怖いものはないのだけれど。

真っ暗な中で、じたばたしないのは勇気が要る。光を求めようとする行為は、刹那的に僕を安心させてしまうから。

朝は必ず来る。その時に全力で動こう。

暗闇の中に穢れを捨ててこなければ、日の光に喜ぶ余裕なんて生まれない。

誰にとっても等しく一日があって、良い時も、悪い時もある。

ただ確実に言えるのは、循環を断ち切り、作るのは自分の心持ち一つだということ。

太陽だって勝手に登り、勝手に落ちるんだ。少なくとも僕たちにとって。

気楽に行こう。朝は必ず来る。

山脇、毎日。