Biziblの挑戦 ーより豊かな日本をつくるための事業構想
『日本悲観論』
これは自分が大嫌いなことの一つで、腹の底からクソ食らえと思っています。そして、自分がスタートアップを経営している理由も、詰まる所「こういった論調に終止符を打ちたい」という思いに尽きます。
では、どうすればよいのか。
もちろん、何か一つやれば形勢逆転するほど単純な話ではありません。
ですがBiziblでは事業を通して、ある大きな課題にアプローチしています。
それは、今の日本を蝕む致命的な課題、『働き手の減少』です。
価値の源泉である技術やサービスの『作り手(エンジニアや研究者)』も、それを世の中に届け収益を生み出す『語り手(セールスやマーケター)』もどんどん減少していく、こういった状況です。
この課題に対してBiziblでは、自らが『作り手』として種々のマーケティングサービスを開発し、それらが『語り手』としてお客様の収益に貢献していく、というアプローチを取っています。
特に、現在我々が取り扱っているウェビナーマーケティングは、これまで1:1で接触していたセールス/マーケティング活動を、動画での発信により1:nへと効率化できる、これからの日本に必要なソリューションであると確信しています。
働き手が減っていく中でも企業の収益が増え、それらが次なるサービスや技術の原資となり、社会実装されることでより豊かな世の中になっていく...
こういった好循環をBiziblは作っていきたいと考えています。
『より豊かな日本をつくるために』
タイトルにも記載したこの思いを胸に、我々は事業に取り組んでいます。
ウェビナーマーケティングの潜在価値
弊社は現在、ウェビナーマーケティングSaaS『Bizibl(ビジブル)』を提供しています。ウェビナーマーケティングとはコンテンツマーケティングの一種で、ウェビナーを活用してリード獲得/リード育成を行う手法を指します。
ことBtoB企業においては、SEO対策のためのオウンドメディアや、ホワイトペーパー、メールマガジンなど、様々なコンテンツマーケティングが実施されています。マーケットサイズも巨大で、2026年にはグローバルで約14兆円ほどに拡大すると予想されています。
その中でも一際大きな成長を見せるのが、動画領域です。
実生活でも、YouTubeやInstagramのストーリー、TikTokなど、動画に接する時間が増えたと思います。新技術は、一般にエンタメから普及していくと言われますが、テキストから動画への流れは着実にBtoBマーケティングにも広がってきています。
Biziblが扱うウェビナーも、動画をセミナー形式で配信する一つの活用方法である訳ですが、事業を考え始めた2020年1月から、この不可逆かつ勢いある流れを信じて動画領域に張ってきました。
Biziblが狙うポジション
そんなBiziblが狙うのは、『コンテンツ制作者』ではなく、『コンテンツ・マネジメント・システム(CMS)』のポジションです。
従来CMSといえば、記事制作を行うためのソフトウェアを指すのが一般的で、その領域の覇者としてWordPressが有名です。そこに、デザイン性や使いやすさに特化したSTUDIOや、BtoBマーケティングに特化したferret oneといった素晴らしいサービスが世に出たことで、国内のコンテンツマーケティングは大きく発展してきました。
しかし、今やCMSが指す『コンテンツ』はテキストに留まりません。Biziblは、ウェビナーを切り口とした動画領域でのCMSを作ることで、次世代のコンテンツマーケティングを切り拓いていきます。
また、生成AIのインパクトは大きく、技術が更に発展すればコンテンツ量が爆発的に増えると予想されます。その際に需要が押し上げられるのがCMSであり、その波待ちをしているのがBiziblです。
これから取り組むこと
1/ デファクトスタンダード化に向けたプロダクト開発と支援拡充
新しいマーケティング施策であるからこそ、まだ誰も正解を知らないのが、ウェビナーマーケティングの難しさであり、面白さです。
我々は、自らが狂ったようにウェビナーを開催し、お客さんとたくさん話すことで成功事例を学習し、それらをプロダクト開発やCS支援内容へと還元してきました。
この積み重ねにより、ウェビナーマーケティングの価値を日本で一番信じているのは我々である、という自負があります。
だからこそ、ウェビナーマーケティングのデファクトスタンダードになることに執着しています。目標は派手ですが、やることは地道です。お客様の成果貢献に徹底的に志向した、プロダクトそして支援サービスを作っていくことで実現していきます。
2/ 人と情報をシームレスに繋げる
そしてもう一つ。Biziblがミッションとしても掲げている『人と情報をシームレスに繋げる』は、中長期的な事業展望を表しています。
自分が会社を始めてから感じたことの一つに、"売れる"という現象は非常に繊細で偶発的である、というのがあります。
企業のマーケティング活動には、サービスを知ってもらう『起点』、見込み顧客との信頼関係を構築する『接点』、そして購買に至る『終点』、の3つの点があり、これらが細い線で繋がっています。
しかしながら、例えば執拗な架電や押し売りは、繊細さや偶発性を無視した活動であり、点同士を結ぶ線を分断しております。
冒頭に述べたように、世の中がより豊かになるためには企業が収益を上げる、すなわち"売れる"という現象が必要不可欠であり、この機会損失を減らす取り組みが今後更に重要になると考えております。
少し抽象的な話が続きましたが、Biziblではマーケティング活動の『起点』『接点』『終点』をシームレスに(=継ぎ目なく)繋いでいくためのサービスを複数展開していくことで、"売れる"の機会損失を最小限にしていきます。
さいごに
今回、Biziblを「何故やっているのか」「現在何をしているのか」「これから何をするのか」と、大きく3つのパートに分けて事業構想を書きました。
「何故やっているか」は創業者が、
「現在何をしているのか」は現在のチームが、
「これから何をするのか」は未来のチームが、
作り出すものです。
「これから」を実現していくためには、まだまだ熱量も馬力も足りません。ここまで読んでくださった皆様の力が必要です。
もし、この事業構想に少しでも興味を持っていただきましたら、ぜひ気軽にDMしてください!カジュアル面談フォームも用意しておりますので、たくさんの方とお話できると嬉しいです。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?