今だからこそ4:3で撮ってみようと思う。

ふと古いハンディカムで動画を撮ってみると4:3のノスタルジーにハマりました。
あの画質の荒さも大きなポイントなのですが、実際わざわざ低画質で撮るところまで戻っても先がないので、4:3で高画質で撮りたいと思ったのです。
MFTのカメラといえば4:3のイメージセンサーを持っているので、まさに「それ」をやるためにあるのだと思いたいのですが、動画イコール16:9という圧力に全人類が負けてしまったのでMFTですら基本的に16:9の動画しか撮れません。
パナソニックのカメラはしかし4Kフォトという機能を通して4:3動画が撮れるのです!
4Kフォトは動画から写真を切り出すための機能ですが、副産物として動画が出来上がります。それも写真に合わせるために16:9だけでなく、4:3、3:2、1:1まで選べるんです。しかも4:3を撮る時に16:9からただ横をカットするのでなく上下をしっかり増やす形で。4:3が1番画素を多く使う形になります。1:1も非常に面白い。

以前から6Kフォトで動画を作ったりしましたが、6KフォトはH265形式となってしまい、対応してないハードでは非常に重いのです。しかし4KフォトはH264のmp4なので私のiPad Pro10.5でもサクサクです。これも素晴らしい。

イメージセンサーを最大限に活かす動画が撮れるのは非常に嬉しいことです。

4:3は実用的でもあります。
普段1番YouTubeを見られるデバイスはスマホでしょう。タブレットも多いと思います。この二つで70%以上を占めています。

スマホでYouTubeを見る時に横にすれば16:9で見られますが、案外これが煩わしくて縦で見ることも多いと思います。ショート動画など縦動画がどんどん増えているのがその証拠でもあります。そのように縦画面のままで横長動画を見る時に4:3は非常に大きく画面を使えるのです。逆に縦動画を3:4で作ると下に余白を作れるので他の情報を見るのにも有効です。
タブレットといえばiPadですが、11インチを除いてiPadは4:3です。これも画面をフルに使えるのです。

そんなわけで、4:3をこれから使ってみようと思います。

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