映画レビュー『キングスマン』
キングスマンなにそれ?
ん?なんか2が公開する?流行ってる?
んーどこでも見れない…
まぁいいか…
中国人の上司に「出張から帰ってくる前にこの映画を見といてくれ。また映画の話しような。」と言われ、どこのストリーミングにもAmazonのレンタルにもないのでBDを購入して鑑賞。
なんだこの映画は…
スパイ映画なのに訓練??
最高じゃないか。
なんで今まで見てなかったのかと心から後悔したし、ある意味このタイミングでこの映画に出会えてよかった。
個人的に言うなら、ジャンプ的な王道少年漫画を読んでいるかの様な映画。
主人公の成長も、取り巻く環境も、悪役の存在感も、プロットも、まるで少年漫画を読んでいるかのような、熱く、痛快で爽快。
風呂敷も広げすぎることなく、一作で纏まっていながらも、今後の活躍が楽しみになるようなまとめ方。
主人公、母親、敵役、師匠、ヒロイン、裏切る存在、全てが王道的でありながらも、そのバトルシーンや個々の演技、音楽を使った演出が、エンターテインメントを高次元に押し上げている。
音楽の使い方や演出は唯一無二。
静と動と音楽のミスマッチさとをうまく兼ね合わせた演出は素晴らしい。
後半の爽快さは思わず身体が動いた。
(サミュエルの演技力半端ないな。)
王女とのオチを持って主人公がスパイとして一皮剥けたと言わざるを得ないし、この映画がスパイ映画であることを象徴つけた。
見てなくてごめん。
早く語ろうな、上司。