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Mateo MancusoのSpainのギターフレーズ/コードのアウトライン

今回はイタリアの若手テクニカルギタリスト、Mateo Mancusoからフレーズを採譜しました。

Mateo Mancusoとは?

フュージョンの素養をバックボーンに弾くプレイヤーですが、フュージョンの高速フレーズをピックを使わずに、クラシカルなスタイルで指で弾きます。右手が圧巻ですね。
指で弦を弾くのでサウンドに柔らかさと温かさが乗って気持ちの良い音です。
96年生まれで上記映像の時はまだ10代、あるいは20代前半でしょうか。恐ろしいテクニックですね。

採譜フレーズは譜面上記の2:18秒あたりからのマイナー251で弾かれているものです。

フレーズのアナライズ

フレーズは16分音符の早いフレーズですが、音を一つずつ度数でアナライズしていくとC#m7b5ではR,b3,b5,b7しか出てきません。ただのコードトーンで、1小節に16音弾いているのですが、実際はその4音を上がったり下がったりしているだけです。

F#7ではR,3,b5,b7の4音だけです。この際b5をテンションと考えると#11thになり、リディアン7thの響きになりますね。

Bm7ではR,b3,5,b7のコードトーンと9thが出てきて、全部で5音です。
9thのテンションサウンドが入るだけでマイナーコードが爽やかになりますね。

上記のようにコードトーンでアウトラインを作ると、そのコードを言い当てたサウンドになります。
あとはフラットをナチュラルにすること、(あるいはその逆)で、どんなコードにも対応できるようになるので、ぜひマスターしていきたいですね。


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