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Frayns(フレインズ)のテナーウクレレを試奏しました!【Frayns FRUK-KT-NG】
阿佐ヶ谷のウクレレ専門店ウクレレバードさんにて、
Frayns(フレインズ)のテナーウクレレを試奏してきました。
Frayns(フレインズ)は製作家の磯田洋介氏が作られているウクレレです。
磯田洋介氏はSUMI工房にて鷲見英一氏に17年間師事したのち、
2019年7月に山梨県北杜市で独立しました。 トラッドを基調とし高い技術に裏打ちされた楽器達は、
磯田氏独自のセンスが加わり、愛好家を唸らせる仕上がりになっています。
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1.ウクレレの特徴
このウクレレの特徴はまずはその見た目の豪華さです。
トラ杢の入ったカーリーハワイアンコアが美しいですね。
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ヘッドには大鷹のインレイワーク。
こちらはウクレレバード さんの特注で、
お店の近くにある都立公園の善福寺緑地には
大鷹が飛来することから絶好のカメラスポットになっているとのこと。
そのモチーフをヘッドに配し、
ポジションマークには羽をあしらっています。
ギターのPRS(ポールリードスミス)を彷彿とさせる
鳥のモチーフは楽器好きにはたまらないですね。
2.ウクレレの良いところ理由
肝心の音は、フロロカーボン弦を張り、
透き通った透明感のある音。
現在のウクレレのスタンダードになる高音がきらびやかな、
ハイクオリティかつ、広い音域がフラットに出る扱いやすいウクレレです。
(下記動画の7:59あたりからサウンドを聞けます。)
ストロークもバッチリハマり、
柔らかい音、小さい音から大きな激しい音まで
ダイナミクスをしっかり拾ってくれます。
指弾きでは想像よりも太く音が出てくれて、
アルペジオ奏法やフィンガーピッキングのソロウクレレにも
バッチリ合いそうですね。
僕の弾き方だと爪を使わない奏法ですので、
現在主流となっている爪を使って弾く奏法ですと
さらに高音がきらびやかに出てくると思います。
(下記動画ではエバラ健太さんがFraynsを使って爪で弾く演奏が観れます。)
ピック弾きでハイフレットの方も試したのですが、
どこまでもピッチが合っていて
指板上のどの音でも使えるなと言った印象です。
数十年前に一般的に売られていたウクレレの木工精度と比べると、
作りが丁寧で楽器としての完成度がかなり高くなっていますね。
全体の鳴りとしてはバカ鳴りしているわけではなく、
まだ新品の状態です。
弾くにつれてどんどん育ってくるのではないでしょうか。
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3.どういった方にオススメか
このウクレレは値段的にも30万円以上の高級なウクレレですので、
一生使う1本としてオススメですね。
鳴りもこれからの育て方次第で大きく変わっていくと思いますので、
自分とともに成長していきたい一生の相棒を探している方にはぜひおすすめです!
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