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Bright Size Life/Pat Metheny 4分割トライアドのアウトフレーズ

4分割トライアドのアウトフレーズ

今回はBright Size LifeでPat Methenyが弾いている、
トライアドの短3度上への移動、
4分割トライアドのアウトフレーズをコピーしました!

演奏は2000年代前半のライブで、
ベースにRichard BonaとドラムにAntonio Sanchezのトリオでの演奏です。
1stアルバムレコーディング時の浮遊した雰囲気とは違い、
パワフルな演奏を聞かしてくれます。

2:10~の採譜フレーズ

前半2小節

採譜フレーズは上記YouTube映像の2:10~からで
最初の2小節、A7/Eの上でF#、A、D#のトライアド、
後半2小節のIMajのDの上で、DとG#のトライアドを弾いています。

まず前半2小節のF#、A、D#のトライアドですが、
これはAのトライアドを短3度上げていくと出てくるコードです。
Aから短3度上げるとC、そこから同じ短3度上げるとD#、さらに上げるとF#、さらに上げるととオクターブ上のAです。
1オクターブ(12音)を4分割すると出てくる4つのトライアドですね。

ベースはEを弾いて、それをペダルポイントにして、
4つのメジャーが動いているので無調性感を出していますね。
おそらくMethenyはここでちゃんと規律に沿った4つのメジャーの移動で、
アウト感を出しているのだと思います。

後半2小節

後半2小節はDとG#のトライアドがコードDの上で動いています。
Dトライアドはコードにあった音ですが、G#も前半2小説と同じ考え方で、
1オクターブを4分割するとD、F、G#、Bのトライアドが出てきます。
そのうちの2つ、DとG#を交互に弾いて調性、無調性を行ったり来たりしています。

前半後半どちらのフレーズもオクターブを4分割したトライアドの移動でできているので、ギターで弾くのはあまり難しくありません。
1つのコードを3フレット上か下にずらして弾いていくだけです。

The WhoやThe BeatlesのJohn Lennonもよく使う平行移動でギター的な考え方ですね。
またJ-popでもBからサビに行く時によく使う短3度上の転調ですので、
馴染み深いかもしれません。

簡単なのに、しっかりルールがあって、
規則正しくアウトしてカッコ良いフレーズを作りやすい考え方ですね。
アイデアを学んで発展させて、自分のフレーズ作りに生かして行きたいです。

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