「ウクレレ好き100の質問」 #021~#030

ごあいさつ

どうも、麻生洋平です。

無事、20個の質問に答えることができました。
質問を送ってくれる、この文章を読んでくれるみなさんのおかげです。
ありがとうございます。

質問もコンスタントに送ってもらえるようになり、
車輪が動き出した感じがしますね。

昔ウクレレの生徒さんに
自分のカフェをやっている方がいました。
横浜で20年以上、続いているそうです。
その人が
「1年続けば3年もつ。」
「3年持てば10年続く。」
とおしゃっていました。

20個と言うことは、まだ全体の2割。
新卒、ペーペー、駆け出しの頃ですね。
安心せず、気を引き締めて続けていきたいですね。

僕は今、「ウクレレ好き100の質問」と題して、TwitterやInstagramなど各種SNSにて、ウクレレや音楽にまつわる質問やご相談を受け付けています。
そちらで集めた質問をこのnoteでまとめていきたいと思います。

今回は21から30までの質問です。
まだまだ大募集中です。よろしくお願いいたします。

ウクレレプレイヤー&講師のサイトウユウキさんにも助けてもらいながら、
楽しく回答できればと思います!


#021 2023/12/30
ウクレレが欲しい病

ウクレレが欲しい病です
どうやったら治りますか?

モミ

モミさん、ご質問ありがとうございます!

ウクレレが欲しくてたまらない。
ソプラノもコンサートもテナーも持っているのに、欲しくてしょうがない。
「今持っているウクレレとはトップの材が違うから。」
「この製作家さんのウクレレは持っていないから。」
などと自分に言い聞かせてはまた1本、買ってしまう。
そんなことを僕も繰り返しています。

断じて言います。
それはモミさんのせいではありませんし、ましてや病でもありません。

それはウクレレのせいです。

ウクレレは寂しがり屋で仲間を集めたがります。

初めて買ったソプラノくんが言います。
「僕、コンサートお姉ちゃんが欲しい。」
その後、コンサートちゃんが言います。
「家にテナーお兄ちゃんがいたらなあ。」
テナーお兄ちゃんは言います。
「マンゴー君と、スプルースさんがウチにいたら最高なのになあ。」

ウクレレ君たちは寂しがり屋です。

僕の家のウクレレ君たちはこう言います。
「一緒にセッションするピアノちゃんがいるといいよね。」
「ボトムを支えるベース君もいたら良いのに。」
「僕らの美声を響かせられるマイクがあったらなあ。」

彼らはウクレレ以外の仲間も集めようとします。
恐ろしいです。

今はこんなことを言い始めました。
「僕らの暮らしやすい完全防音ルームがあればいいのになあ。」
そんなことを言いながら、チラリと横目で僕を見てきます。

恐ろしい。

断じて言います。
これはモミさんのせいではありません。
ましてや僕のせいでもありません。

全てウクレレのせいです。

麻生洋平


#022 2023/12/30
子供の頃の夢

麻生先生、サイトウ先生
子供の頃の夢はなんでしたか?
またいつから音楽の道に進もうと思ったのでしょうか。

くみちょ

くみちょさん、2度目まして!
ご質問ありがとうございます。

僕の子供の頃の夢は漫画家、ゲームプログラマーです。

漫画も何度か描いて、週刊誌に投稿したものの、端にも棒にも引っかからず。

絵を描くことは得意な子供だったので、いろんな賞をもらいました。
美味しいご飯が食べられる授賞会に呼ばれたり、雑誌の絵の大会で優勝してスーパーファミコンをもらったりしていました。
そのおかげか、自分は絵が上手いものだとすっかり勘違いしていました。

その昔ロックマンというゲームがありました。(いまもあるかな?)
絵を描いてハガキを送って選ばれると、ゲームの中に自分が描いたキャラクターが出演できる、という企画がありました。
漫画家とゲームクリエイターに憧れていた僕は「これだ!」と思い、何通、何十通と送ったのですが、これも箸にも棒にも引っかからず。

選ばれたのは村田雄介さんという人で、絵も上手いしアイデアもすごいし、とてもかないませんでした。
今やアイシールド21やワンパンマンで有名な漫画家さんになられています。
天才は昔から凄いんだなあ。

ゲームプログラマーも目指していました。親戚から譲ってもらった古いパソコンとC言語のソフトと買い、勉強したのですが、結局一つのゲームも完成させられることはできませんでした。
今思えば、僕がなりたかったのはゲームプログラマーではなく、プランナーの方でしたね。
その違いもわからなかった。

音楽の道に進もう、と思ったのは、だいぶ後で、そもそも音楽ライターになろうと思っていました。
音楽ライターになれば、憧れの海外のバンドやミュージシャンに会えるかな、というミーハーな理由です。
しかしライターになりたくて行った海外で、出会ったのはプロミュージシャン。その後もミュージシャンには会い続けるのですが、ライターにはとんと出会えず。
そのままミュージシャンコミュニティに属することになりました。

これまでのいろんな出会いの中で、その都度、尊敬できる、憧れる人たちが現れました。
「こんな人になりたいなあ。」と思って真似をしました。
金魚のフンみたいについて周り、いろんな質問をする。
その考え方や行動を真似る。
服装を真似る。喋り方も真似る。

自分で動く時も、
あの人だったらどう考えるだろう。
どうやるんだろう、と考える。

そう言ったことを考えて、繰り返しているうちに、今の自分になってきました。
気づいたらこうして楽器を弾いて生きるようになりました。

うーん、人生って不思議ですね。

麻生洋平


#023 2023/12/30
本番での失敗

麻生先生、ユウキ先生

本番でやらかしたご経験はありますか!?
そしてその失敗を後にどのように生かしましたか?
やらかさないようにするには、どのように対策されますか?

2個目の質問、宜しくお願いします!

Madoka

Madokaさん、ご質問ありがとうございます!

本番でやらかすこと、多々あります。
まず思い出すのは初ステージです。
僕はギターデュオでの出演だったのですが、演奏中、曲の構成がわからなくなってしまいました。
メロディーと伴奏が全く違うところに行っているので、不協和音の嵐。
かなりアバンギャルドな音楽になりました。

弦が切れたこともありますし、機材トラブルで音が出ないことだってありました。
その都度、失敗を活かして、しっかり直そうと心に誓います。
でも時間が経つと、その誓いもどこへやら同じ失敗を何度も繰り返しています。

以前、普段着のまま大きなステージに立ったら、後輩からステージを舐めているんですか、と怒られました。
全く、その通り。
それ以来、しっかり衣装を用意するようにしました。

でも先日のイベントで、時間が間に合わなく、そのままの格好の上にジャケットを羽織って出演してしまいました。
後で写真を見たら、酷い格好でしたね。
失敗は繰り返します。

イチローは階段を落ちる時にスパイクを脱ぐことを徹底している。
ということを聞いたことがあります。
もちろん怪我をしないためですが、なかなか習慣づけるのは難しいですよね。

僕は近所にゴミ出しだったら、裸足で行っても構わないくらいです。
まあ、大丈夫だろう。
何とかなるだろう、が信条です。
周りには止められます。
当たり前ですね。

僕は見た目で、しっかりしてると言われます。
それが得なのか損なのかはわかりませんが、
本当は全くしっかりしていません。

小学生の時、忘れ物をしない子ランキング1位になったことがあります。
本当はクラスで1番忘れ物をしていたのに、です。

先生と僕でそのランキングを眺め、
「人って見た目の雰囲気で判断しているんだなあ。」
と嘆いたことがあります。

ライブ本番が終わった後でも失敗はたくさんあります。
ライブで無くしたチューナーの数は数知れず。
先日はライブで衣装をどこかに落としてしまいました。
いくら探しても出てきません。阿佐ヶ谷の路上のどこかにあるはずです。
結構、高かったので見つけたら教えてください。

さて、失敗をする、という経験から僕が学んだことは、何をやっても失敗はする、ということです。

なのであまりしっかりした決め事を作らない。
演奏もその場で作るインプロビゼーション的なものを残しておく。そうすると間違いそうな時にアドリブに逃げられます。
全ての物事に余白を作っておくと、僕のような人間は楽で良いですね。

そういえば、余白を作るのは生活でもやっていますね。
待ち合わせに行くのも、自分が時間通りにしっかり電車に乗れない、場所にたどり着けない、ということがわかっています。
なので1、2時間前にはその場所について、近くのコーヒーショップで時間を潰します。
そこでくつろぎすぎて、結局時間に遅れてしまうのですが。

いつかはスケジュール通りに物事を進められる、きっちりした人間になりたいです。

麻生洋平


#024 2023/12/30
メインのウクレレ

麻生先生
サイトウユウキ先生
ご自身がメインで弾いているウクレレの好きなところ、
弦へのこだわり、
なぜそのウクレレと弦を使っているのかを聞かせてください。

ヒッポKazuyo鈴木

ヒッポKazuyo鈴木さん、ご質問ありがとうございます!

僕が弾いているウクレレの好きなところは頑丈なところです。
トップ板が厚く、生鳴りはそんなにしません。

生来落ち着かない性格のせいか、ライブ会場でよくウクレレをあらゆる所でぶつけます。壁に立てかけては、落とします。

いろんな人に「楽器をそんなふうに扱っちゃダメですよ。」
と言われます。
僕もそう思います。
でもふとした時に無意識にやってしまうんですよね。

ですので壊れにくい、頑丈さが、僕のウクレレの好きな所です。

それから、フレットをギターのフレットに変えています。
フレットが高い分、少ない力で弦を押さえられます。フレットが高い方が力がいらないっていうのは意外ですよね。試してみてください。

正直、もう10年以上一緒に弾いてきているウクレレなので、もう体の一部になっています。これでしか弾けないアレンジや曲があるので、手放すことはできないです。
好き嫌いを超えた、僕にとってのウクレレはこれ、という印象です。

弦へのこだわりも実はあまりありませんが、クリアのナイロン弦かフロロカーボンが良かった印象です。
高音が煌びやか、というよりは中低音がどっしりしている方が好きですね。

ギタリストですがSolo Guitarというアルバムのアール・クルーのような音になるのが理想です。
あのような響きで楽器を鳴らせたら最高ですね。

麻生洋平


#025 2023/12/30
耳コピの方法

麻生樣 
サイトウ樣

耳コピの仕方が知りたいです。
メロディーの音は拾えるのですが、コードの付け方が分かりません。
動画を見ながら指をどこに置いているかを確認し、止めては戻しを繰り返してます。
このような場を作っていただきとても嬉しいです。
yoshi yoshi

yoshi yoshiさん、ご質問ありがとうございます!

耳コピ、大事ですよね。
今はメロディーの音が取れるとのこと、それだけでも素晴らしいです。
なかなかできることじゃないと思います。

コードはさらに難しいですよね。
動画を見ながら指を置いているのを確認する。
それも正しい考え方です。動画を見ながらコピーすること、僕はそれを目コピと読んでいます。

コードが鳴っている時の確認方法は、
まず正解だと思うコードの、4本弦のうち1本だけ鳴らして、その音程を口で言ってみましょう。
そして実際の音源をスピードダウンして鳴らして、その音が本当に鳴っているかどうか確認します。

1音ずつ丁寧に。
目コピの場合は目に騙されると言うこともあります。
音に集中しましょう。

ここで大事なのは正確性です。
コピーの時間的な早さは求めてはいけません。

まずは4音のコードが鳴っているものより、2音のダブルストップ(複音)が鳴っている曲からコピーを始めるのがオススメかもしれません。
1つずつ丁寧にやっていきましょう。

僕はコロナ禍の数年間、オンラインレッスンのために日夜目コピをしていました。なのでウクレレやギターでは大抵の音は瞬時に聞き取れるようになりました。

コロナ明けでいろんな天才たちに出会いましたが、
コードの音が1音1音完全にばらけて聞こえる人にも会いました。
アカペラのアレンジを作ったりする人で、弦楽器だろうが何だろうが、1音1音分離して聞こえるそうです。

なんて羨ましい能力!

麻生洋平


#026 2023/12/30
装飾音について

装飾音について

自分なりに曲にアレンジを加える時に、1つの方法として装飾音は効果的かと思いますが、使用の際のポイントなど教えて頂けると嬉しいです。
盛れそうな場所の見つけ方や、多用の危険性、種類の選択など、どのようにお考えですか?

よろしくお願いします。

キノ

キノさん、ご質問ありがとうございます!

装飾音という言葉を知っているあたり、玄人ですね。

僕はもともと音数をいっぱい弾きたいアドリブ人間だったので、
装飾音をたくさん使っていました。

半音階やスケールライク、ダブルクロマチック。
ありとあらゆる装飾方法を使うと、音数が増えてすごいことをしているように見えます。

でもある日言われました。
「麻生さんの音の単価は安いですね。」

恐ろしい一言です。

エリック・クラプトンが1音のチョーキングで何万の観客を魅了している間に、
僕は何万という音数を使って観客をポカンとさせていました。

それからはここぞという時にしか使わないようにしていますが、
調子に乗ってくると音がたくさん出てきますね。
音数が多い少ないは、その人の好みなんでしょうけども。
僕はバランスよく使えるようにしたいですね。

音が多く鳴ったら、次は控える。
少なくてシンプルになったら、次は音数を増やす。
そういった全体のバランスを考えながら弾いています。
プラスマイナス0くらいになるのが理想ですかね。

洋服で考えるのもありかと思います。
アクセサリーをたくさんつけるのが好きな人は、音多めに。
シンプルな格好が好きな人は音少なめに。
でもここぞという時は素敵なイヤリングをつけてみる。

スタイルとバランスですね。

自分が好きな絵や音楽、服装が、どれくらいの割合でシンプルなのか複雑なのか、を考えてあげると、
自分の好きなバランスが見えてくるかもしれません。

麻生洋平


#027 2023/12/31
ウクレレに片想い

ウクレレが好きで好きでたまらなくて、片時も忘れることができません。自分の時間を全部ウクレレに使いたいくらいになってしまってますが、まだ片想いで…なかなかうまくいかず苦しくなる時も…
この気持ちどうしたらいいですか?
どうしたら両想いになれますか?

Mikkie

Mikkieさん、ご質問ありがとうございます!

ウクレレに片想い。
その気持ちわかります。

楽器演奏者、学習者たちは音楽の女神、ミューズに振り向いて欲しくていっぱい練習します。

プロの演奏家もたくさんたくさん練習して、真摯にひたむきに音楽と取り組みます。
いつか音楽のミューズが自分に振り向いてくれる日が来るのを目指して。

今年の春と夏にシットイン(ライブに飛び入り)したバンドのドラムとベースは武道館やブルーノートでも演奏するような、
素晴らしいミュージシャンたちでした。
一緒に演奏するとぐんぐん盛り上げてくれて、自分の演奏が何倍にも上手くなったように感じさせてくれます。

そのドラマーの人に、ライブ後に「そんなに素晴らしいのになんでSNSに自分の動画をアップしないのですか?」と質問を投げかけてみました。
「まだネットにアップできるような質の高い演奏をしたことがないんだ。」
とドラマーの方は言っていました。

僕はぽかんとしてしまいました。
あんなにすごい演奏をするのに何を言ってるんだ?

明らかにミューズに愛されているように見える彼らですら、まだ片思いだったのです。
「まだまだ、自分なんて。」
そんな謙虚な人たちでした。

僕はこれまで自分が音楽の神に愛されている、
あるいはウクレレと両思いなんだ、
と自信を持って言える人間にあったことがありません。

みんな片想いです。

でも片想いだった頃のひたむきで真摯な気持ち。
そばに居られるだけで心が動いた、あの日。
ぜひ思い出してみてください。

片想いの恋も素敵ですね。

麻生洋平


#028 2023/12/31
練習のやめ時

1曲の練習のやめ時が分かりません。
納得の完璧になるの待ってたら一向に次の曲に進めないし。
どの程度まで出来たら次の曲に移行したらいいのでしょうか?

最近は、苦手箇所以外はある程度最後まで弾けたかなとなれば、いろんな曲並行してやっています。
ただ、練習曲が増えると中途半端で練習やめちゃうこともあったり、どれも中途半端な気持ちになるんです。

まみーちゃん

まみーちゃんさん、ご質問ありがとうございます!

練習の辞め時難しいですよね。
暗譜して最初から最後まで、フラフラでも弾けるようになったら、
僕はどんどん次の曲に行って良いと思っています。

何か一つの壁にぶつかったら、その壁を登ろうとしてもがくのも大事ですが、
違う曲をやっているて、ふと前の曲に戻るとすんなり壁を乗り越えられたりします。
僕はそれを基礎技術が上がって、自分の立っている地面が上がったんだ、と捉えてます。
地面が上がったので、壁も乗り越えやすくなった。

その繰り返しで上手くなって行きます。

後、曲を弾く練習には2種類あって、1つは曲を覚える練習。
最初から最後までつなげて弾く練習ですね。

2つ目は覚えた曲を磨く練習です。

質問には苦手箇所以外はある程度弾ける、と書かれていますが、
2つ目の磨く練習では、その苦手なところだけを練習すれば良いです。

練習の際、曲を最初から弾いていないですか?
磨く練習ではそれは必要ないです。
すでに弾けるところは練習する必要がありません。

今弾ける曲を俯瞰で見て、自分が一番苦手なパートを見つけます。
そこだけを練習する。メトロノームを使ったり、どういう風に弾きたいのかしっかりイメージを持ったり。
そうするとその箇所が突出して上手くなります。

そうしたらまた曲全体を俯瞰で見て、今一番苦手なところを探してあげる。
そして磨く。
それを繰り返していくうちにどんどんクオリティが上がっていきます。

練習曲は手広くやるのではなく。覚えたい曲を1つ、磨きたい曲を1つで十分です。
騙されたと思ってやって見てください。どんどんレパートリーが増えて行きますよ。

麻生洋平


#029 2023/12/31
何食べよ

今晩、何食べよ…

ざっく

ざっくさん、まさに今日のためにある質問ですね!
今日は大晦日。そばを食べるベストデイです。

僕は蕎麦が大好きです。
つるっとした喉越し、出汁のきいたおつゆ。
ああ、食べたいなあ。

僕のオススメは荻窪のレッスンをしているスタジオの近所にある、本むら庵と高はしです。

本むら庵はステーブ・ジョブスも愛したという名店です。
ジョブスが自分が食べたいからという理由で、ぜひアメリカに出店してくれ、と言ったとか言わないとか。

店内も綺麗でバリアフリー。駐車場もあります。
値段は町蕎麦よりはちょっと張りますが、僕は小食なのでいつもせいろ蕎麦一枚で満足して帰ります。
蕎麦を打っている職人さんの姿もみれる、大変素敵なお店です。
味は抜群。
美味しい蕎麦を食べたい方はぜひ。
食べ終えた後に蕎麦湯を残ったおつゆに入れて飲む。
うん、癒されるんですよね。

高はしも荻窪環八沿いの名店で、本むら庵からの暖簾分けです。
僕はここのせいろが日本で一番好きです。
平日昼は意外と空いているので、オススメです。

以前綺麗なお召し物をされたマダムが1人で来店していて、蕎麦がきと日本酒、そして数品のつまみを頼み、お昼から粋な食事を楽しんでいました。

カッコ良い。

僕は蕎麦しか頼まないのですが、いつかそんな食べ方もしてみたいものですね。ぜひ荻窪にいらした時は、食べてみてください。


#030 2023/1/3
ウクレレでのアレンジの考え方

麻生さん、こんにちは。
ウクレレでのアレンジの考え方をご教示ください。
・原曲キーとアレンジのキー。アレンジしやすいキーに変える?
・メロディとコード感(テンション入れる?入れない?)
・オブリのタイミングは?
・どんなリズムにする?
など、その他あれば。

noridar

noridarさん、ご質問ありがとうございます!
自分でアレンジする場合は原曲と同じキーにすることが多いです。
曲と合わせて練習もできるし、原曲のキーで覚えているので、弾いた時の違和感がないですね。

でも生徒さんに教えるときは、なるべく弾きやすい簡単なキーにします。
またウクレレをしっかり鳴らすキー、と考えるとC、G、Fが良いのかな、とも思います。
僕の愛用のテナーは何のキーでも鳴るのであまり気にしませんが、HighGのソプラノアレンジにする場合はその辺りのキーを選びます。

コード感はアレンジの方向性で変えます。僕のウクレレアレンジのDancing Queenはジェイコブ・コリアーのアレンジを聞いて、爽やかなSus4サウンドと4度重ねをやりたいな、と思いその方向でアレンジしました。
ジャズにはジャズ的(オルタードテンション)なボサノバにはブラジリアン的なテンション(ナチュラル9th,13th)を選びます。

その曲の方向性とコンセプトで変えます。

オブリを入れるのは僕のプレイヤーの自我のせいです。
オブリが多いときは、演奏者としての「どや感」が出ていると思ってください。本当は全体のバランスを見て、曲が映えるための選択をした方が良いのですが、プレイヤーとしての自我がついつい出てしまいます。「どうだ、こんなに弾けるんだぜい!」
気分は往年のギターヒーローです。
個性と思って許してください。

リズムは曲のアレンジを大きく変えます。リズムが必要なハーモニーやテンションも定義します。なので一番最初にどのリズムで弾くのかを決めてから、アレンジを組みます。
なるべく原曲に沿ったグルーヴになることを心掛けています。

しまった。真面目に答えてしまった。

麻生洋平

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