202403-5_内省浪漫
今年から始めることにした週ごと、月ごとの個人的に学べたことや気づけたことの振り返りを今週もしていこうと思います。
パートナー企業
ゼロトピを聞いていて、ネットにおいてコモディティ系の商品を取り扱うことは、他のネットスーパーとでどうやっても差別化要因にはならず、パートナー企業のアセットの強みをどう生かしてあげられるか、またはパートナー企業ができていないことをどうサポートしてあげられるかがとても重要になってくるというお話が個人的に印象に残りました。
また、NewsPicksの記事でも、SaaSはカスタマイズ地獄に陥る可能性が高く、標準パッケージにしていく中で、パートナー企業とタッグを組みアセットを利用した販路の拡大、全体の平均をただ示すのではなく各ステージに合わせて提案できるような仕組みを意識されているような部分が個人的には印象的でした。
パートナー企業とコミュニケーションをとることは、Community-led Growth(CLG)に近しい取り組みでもあり、アジャイルな開発にも繋がりやすいのかなと思います。それぞれのパートナー企業がそのステージで持つ悩みというものは、別のパートナー企業でも似たような状況になった時に抱える悩みになる可能性があり、そういったものを持ち帰り抽象化して製品に組み込めるものは組み込み一般化していく、この流れがきれいにできていくととてもいいのかなと感じました。
デンマークの生産性
こちらもNewsPicksでの黒澤友貴氏のトピックス記事ですが、デンマークの生産性が高い理由として、以下の点から考察されておりました。
他社が頑張っているようなこと、既にニーズが満たされつつある領域を頑張ってもいいのですが、生産性としては悪いのかなと思いました。今忙しくしている目の前の業務がどういう価値を生み出しているのか、何と競争をしているのかをたまに意識し、どれに集中していくべきかを見つめ直すことは大事なのかなと思いました。
ペイン
ゼロトピを聞いていて、ペインは強弱と頻度の高低で4象限に分けられ、ペインの強いものにリソースは割けられがちで、強くて頻度の高いものは大企業が請負がちで、頻度の低いものに可能性はあるが継続していく担力は必要になるというようなお話が個人的に印象に残りました。
マス型かニッチ型かという分け方にもつながるかなと思い、ただ、顕在化しているペインではそうなるかもしれませんが、潜在化しているペイン、もはやこれはペインと言わないのかもしれませんが。糖尿病のような調べてみないとわからないようなペインに対しては、デザインの仕方によっては、本来は頻度が低くても、頻度を急激に高められる可能性もあり、市場を作り上げていくような形にもつながるのかなと思いました。
ルルレモン
こちらはNewsPicksで、ルルレモンの成長要因を解説されている記事になります。個人的には、ヨガ用で展開した後、日常づかいに市場を広げていった点がとても面白いと感じました。
figmaの時にも感じましたが、医療から予防へ市場を広げる際にこのような取り組みはとても参考になるのではないかなと思います。ヨガ用に使っていたものを視点を変えると、日常で着てみてもおしゃれだし着心地いいとなると、潜在的に気づいていなかっただけでニーズはあったのかと思います。医療で当たり前となっていることも、視点を変えることで予防に応用できることはたくさんあるのかもしれませんし、その逆も然りかもしれません。もっと柔軟に世の中を見ていけるといいなと思いました。
コンテンツモデレーション
こちらもNewsPicksで、レディットの事例からコンテンツモデレーションについて言及されています。コンテンツモデレーションとは、インターネット上の不適切なコンテンツを監視し、必要があれば削除することをいいます。SNS企業ではさまざまな理由から取り組みが進んでいない現状があるようでしたが、同記事でレディットでは以下のような取り組みからコンテンツモデレーションを推進していることが解説されています。
健康情報では、コロナ禍でも誤情報の拡散やファクトチェックの必要性などが注目されてきたかと思います。個人的には、まだこれらの問題に対しての最適解は出ていないように思っています。その中で、今回のようなコンテンツモデレーションの取り組みなどは、とても参考になる部分ではないかと思います。今後、SNSごとでもコンテンツモデレーションの違いが出てくる可能性はありますし、AIによる情報作成コストが低下してきている中、どのような仕組みが自由の抑制にならずに、健全なSNSになるかには今後も関心を寄せていけたらなと思います。また、こちらの内容でもCommunity-led Growth(CLG)に近しい部分は感じられ、どのようなコミュニティを形成し、プロセスエコノミーの中でどこを補完し合うかのデザインを考えていく必要性も感じました。
ヘッダー画像:generated by DALL-E