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クラブスピードを向上させるトレーニング
飛距離
ゴルファー全員の憧れです。
何をすれば飛距離があがるのか。
飛距離には方程式があります。
『初速』『打ち出し角度』『スピン量』
この3点のバランスを適切にする事がとても大切になります。
打ち出し角度、スピン量に関してはクラブで調節可能です。今となってはロースピン(パックスピン量が少ない』クラブが多いので、ヘッドスピードが遅いプレーヤーは飛距離をクラブで作ることが難しくなってます。
スピン量が少なすぎると、ボールを空中に打ち出した時、浮力がなくなり思ったよりキャリーが出ません。
初速についてはクラブで最適化する事はかなり難しいです。ゴルフクラブのヘッドには反発規制があります。なので、めちゃくちゃ飛びますよ!ってのはルール違反になります。メーカーの方すみません…
シャフトもめちゃくちゃ飛びますよ!ってのがもしあればツアープレーヤーは全員そのシャフトをつけるはず…けど全員ほぼバラバラですよね。
ってことは、クラブセッティングがめちゃくちゃじゃない限りは初速の向上はとても難しいと言えます。ちなみに、ボールも反発規制があるので飛ぶボールもルール違反になります。
さて、初速を向上させるには自分自身を向上させ、スイングスピードを向上させるしかありません。あと効率よくインパクトできるかにかかってます。ミート率ですね。よくある間違いはミート率=芯に当たったと思われがちですが、初速をヘッドスピードで割れば出ます。芯に当たればもちろん高い数値になりますが、最高値である1.5まではなかなか出ません。ここは別項でご紹介します。
クラブスピード(ヘッドスピード)をいかにして向上させるか。
まずは脳に神経に、スピードを経験させることがいいと考えます。
オーバースピードトレーニング
これはどのスポーツでも同じですが、自分では経験したことのないスピードを経験することで、脳から動け!という信号を筋肉に素早く反応させるトレーニング。
脳科学では、ミエリン化と呼ばれるそうです。
ゴルフでもオーバースピードトレーニングはとても有効に働きます。
トレーニング法はなかなか簡単で軽いクラブで素振りをします。出来る限り素早く、そしてリラックスして振ります。無駄な力が入ると早く振れないので、これは無駄な力なんだなと感じ取れます。
ボールを打たなくていいので、ゴルフでもっともエラーが多い、ボールに当てにいってフリップや、オーバーザトップ(アウトサイドインになり、アーリーリリースさせる)も起きません。
素振りで、オーバーザトップが起きてればまずはそれを脳から消さない限り、ヘッドスピードは上がりません。
ヘッドスピードを向上させるトレーニングは、継続して脳のミエリン化を促すこと。
筋トレしても中々スピードが上がらないのは、脳がそのスピードを経験したことがないから。
筋トレしてスピードが簡単に向上するのは、トレーニングのメニューが素晴らしいか、アスリートかです。
ひとつ注意すべきところがあります。
オーバースピードトレーニングはかなり負荷が高いトレーニングです。
自分が思っているより素早く動けたりします。いきなりスピードが上がるので、その動きに筋肉や関節がびっくりして動きをロックさせたりし、関節痛やひどい筋疲労を起こしやすいです。
いきなり思いっきりスピードをあげるのではなく、身体を痛めない程度にスピードを上げて、継続させてじわじわとスピードアップしてあげてください。
来年の春には、280ydは飛ばしたいようへいでした。
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