コーヒー焙煎による「トランギア アルコールバーナー」レビュー
こんにちは、ようへいです。
ついに買いました!
Trangia(トランギア)の名品、アルコールバーナー。
アウトドアでの調理器具として人気の高いアイテムで、真鍮製の洗練されたデザイン、破損しにくいシンプルで高品質な構造、低温に強く、燃焼音が静かなことが特長です。
アルコールバーナーは、お湯を沸かしたり調理するだけでなく、コーヒーの焙煎にも使える優れたアイテム。
本記事では、トランギアのアルコールバーナーの特徴や使い方、実際にコーヒー焙煎に使用した際のレビューをお届けします。
アルコールバーナー(アルコールストーブ)とは?
アウトドアで料理をするなら、炭、焚き火、固形燃料など熱源の選択肢は多くありますが、もう一つの選択肢として「アルコールバーナー」があります。
アルコールバーナーとは、注いだアルコール燃料に火をつけると燃料が燃えて熱源となる携帯用コンロのことで、軽量・コンパクトな製品が多く、キャンプはもちろん登山といったアウトドアの際にも重宝されているアイテムです。
見た目は小さいですが高火力なので、ケトルでお湯を沸かしたり、簡単な料理を作ることができます。
ライターなどで簡単に着火でき、蓋をかぶせることで簡単に消火できるという、直感的な使い勝手も魅力です。
燃料となるアルコールは低価格なうえ、ドラッグストアやホームセンター、アウトドアショップで購入可能です。
トランギア アルコールバーナー 商品スペック
Trangia(トランギア)は1925年にスウェーデンで創業したアウトドアブランド。
トランギアのアルコールバーナーは愛用者も多く、シンプルな形状で壊れにくく、とても長持ちするアイテムです。
半世紀以上ほとんど形状が変わることなく生産され続けている伝統的な製品です。
セット内容:
- タンク本体 × 1
- 消火・火力調整蓋 × 1
- タンク用蓋 × 1材質:真鍮(本体)
外寸:直径約7.5cm × 高さ約4.5cm
容量:約100mL
重量:約110g
生産国:スウェーデン
使用燃料:エチルアルコール、メチルアルコール
燃焼時間:タンクの2/3まで燃料と注ぐと、約25分間燃焼
※使用する燃料により変動あります。
真鍮なので、使い込むほど色味が変わり、味が出てきます。
結果、使い込むほど自分のギアとなっていき愛着がわいてきます。
お気に入りのアイテムの経年変化はアウトドアの楽しみの一つで、正直、こういうの大好きです。
大きさも程よく手のひらサイズなので、携行性にも優れています。
トランギア アルコールバーナー 開箱!
開箱の瞬間ってワクワクドキドキですよね!
では開けていきます!
バラしてみるとこんな感じです。
左上:タンク本体
右上:タンク用蓋
右下:消化&火力調整蓋
ご覧の通り、真鍮です。
鈍く輝くゴールドは秀逸。
火力調整蓋をこのようにスライドさせることで、火力を調整することができます。
火力調整は以下の要領です。
火力調整用の蓋を乗せない状態で強火。
蓋を乗せて全開にしている状態で中火。
蓋をスライドさせて開口部を狭くするほど弱火。
アルコールバーナーの裏面です。
trangia(トランギア)の"T"がかっこよく刻印されています。
DAISOアルコールストーブ(80ml)との比較
トランギアの方が、一回り大きく、バーナーの位置が高いです。
また、トランギアの方は真鍮でできているためか、比べると重たいですが、程よい重量感です。
アルコールバーナーをコーヒー焙煎で使ってみる
本日の道具
いつもの通り、いつもの道具でお外で焙煎。
アルコールバーナー(トランギア)
DAISOミニ焚火台
燃料用アルコール
焙煎に使うザル
生豆(キリマンジャロ 50gくらい)
うちわ
軍手(3枚重ね)
ライター
使い方①:アルコールバーナーを平らなところに置く
バーナーは、平で安定したところに置きます。
不安定なところに置いて燃料をこぼしてしまうと大変危険です。
使い方②:オイル注入
タンク本体の2/3程度に燃料用アルコールを注ぎます。
使い方③:点火
ロングノズルライターで燃料用アルコールに火を付けます。
点火は、①オイル注入→②着火 の2アクション。
とっても簡単に点火することができます。
点火はロングノズルライターがオススメ。
たまに、点火時にオイルが跳ね、火傷することがあるので、安全のためにもロングノズルライターが良いです。
(自分がそれで火傷したので・・・・)
使い方④:燃焼
火は見えていませんが、これでも燃え盛っているんです。
日中は火がとても見え辛いのでご注意ください。
使い方⑤:焙煎~煎り上げ(調理)
なんと、25分で焙煎完了。
めちゃ早い!
DAISOのアルコールストーブを使っていたときは平均40分。
焙煎の要領はDAISOのアルコールストーブを使っていたときと同じなので、トランギアの方が火力が強いものと思います。
使い方⑥:消化
火力調整蓋を閉じた状態でかぶせれば消化できます。
燃料を入れたままの保存は向かないので、残った燃料はそのまま燃やし切ってしまうのが良いです。
アルコールバーナーを使って思ったこと
Good:火力の強さ
DAISOのアルコールストーブと比べて、このバーナーは火力が強く感じられます。
これは、バーナーの穴が多く、中央に集中しているため、炎がより安定し、密度が高くなるからだと思われます。
Bad:火力調節がし辛い
今回は使用しませんでしたが、火力の調節には火力調整蓋の開閉によって行います。
ただし、燃焼中のアルコールバーナーは触れない温度になるため、短い取っ手を直接触っての調節は不可能です。
何か長い道具を使って調節する必要があります。
Bad:燃料を入れての運搬は危険
構造的な問題が原因かもしれませんが、蓋がしてあってもアルコールストーブを傾けると中の燃料が漏れ出す可能性があるため、燃料を入れたままでの持ち運びは避けるべきです。
Bad:背の高い風防があった方が無難
バーナーが高い位置にあるため、低い風防を使用すると、風によって火力が大幅に低下します。
そのため、高い風防の方が効果的だと感じます。
Bad:調理するには五徳が必要
これはトランギアに限った話ではないですが、アルコールバーナー単体ではメスティンやケトルを置くことはできないので、調理をするには五徳が必要になります。
バーナーの上に直接ケトルや鍋を乗せると酸素が供給されなくなり、火が消えます。
アルコールバーナーを使う注意点
点火はロングノズルライターで
繰り返しになりますが、点火は普通のライターではなく、ロングノズルライターで行ってください。
火傷の危険があります。
燃料はエチルアルコール、メチルアルコール
アルコールバーナーで使える燃料は決まっていて、エチルアルコールかメチルアルコールのどちらかです。
オイルランタン用の燃料(パラフィンオイルや灯油)やガソリンは使えません。
燃料の継ぎ足しは厳禁
燃焼中の燃料の継ぎ足しは事故のもとになるので厳禁です。
特に日中は炎が見え辛いので、消火と誤認することがあります。
消化蓋をして確実に消化してから燃料を足してください。
長期間使用しない場合は燃料を使い切る
アルコールバーナーを長期間使用しない場合、タンクに余っている燃料は全て燃焼させ、使い切ってください。
気化したガスに引火したりなど、思わぬ火災の原因になります。
さいごに
本記事では、コーヒー焙煎によるトランギア アルコールバーナーのレビューを行いました。
アルコールバーナーの購入を検討中の方の参考になれば幸いです。
それでは良いアウトドアライフを、コーヒーライフをお楽しみください!
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