子供の創造力を育むだまし絵の魅力
こんにちは、ようへいです。
せっかくの休日なのに生憎の天気。
長男、次男は部活やミニバスで不在。
一緒にお留守番していた5歳の娘ちゃんとヒマですねー、なんて言っていたところ、時間つぶしに丁度良いかも!と、ふと閃いたのがだまし絵。
5歳には難しいかなぁ?と思いながらだまし絵を見てみました。
娘ちゃんは、だまし絵を見るのは恐らく初めて。
見方が分かってくると楽しくなったのか大はしゃぎ。
「こうやって見るとー、キレイなお姉さんがあっち向いてて、でもこう見るとー、おばあちゃんが横向いてるのー」
と解説してくれます。
なんと愛おしい姿。笑
1枚の絵なのに見え方が変わるのは、娘ちゃんには新たな発見となったようで、少々興奮気味でした。
だまし絵とは?
だまし絵は、一見すると単なる模様や抽象画に見えますが、よく見ると別の物体や形が隠れている不思議な絵のことです。
人によって見え方が違ったり、見続けているうちにふと見え方が切り替わったりする不思議さを楽しむ、一種のトリックアートです。
有名なところで言えば
1枚の絵の中で斜め後ろを向いている女性、しかしよく見てみると、真横を向いている老婆にも見える、そんな絵です。
子どもからするとこの二重の意味を発見することで、視覚的な刺激を受け、表現力や想像力を育むことができると思います。
さて、だまし絵を見ることで、子どもはどんな力が向上するのでしょうか。
何点か考えてみたいと思います。
集中力の向上
だまし絵のだましポイントを見つけるためには、細部まで事細かに観察する集中力が必要です。
この過程で、子供たちは自然と集中力を高め、物事を注意深く見る習慣が身につきます。
集中力は、学習だけでなく、生活やスポーツなど様々な活動に役立つ重要なスキルです。
問題解決能力の育成
だまし絵は、単なる絵の鑑賞ではなく、ヒントを手掛かりに隠された形(課題)を発見(解決)する絵です。
「だまし絵 赤ちゃん」で検索すると面白いのが見つかるのですが、一見すると湖畔に木が描かれているただの風景画なのですが、よく見ると胎児が見える、というだまし絵があります。
このだまし絵は、胎児の足を手掛かりに赤ちゃんを見つけます。
このように、ヒントを得て隠された絵を見つける、というこの過程で、子どもたちは論理的思考力と問題解決能力を養うことができると考えています。
このだまし絵を例にすると
赤ちゃんが隠れているよ、という問題に対し、漠然と探しても見つからないことに気付き、ヒントを与えることで、問題解決のアプローチを知るという問題解決能力。
足があるからその先には膝、胴体、頭があるはずで、そう辿っていけば答えに繋がるはずだ、という論理的思考力。
この2つの力が付いてくのでは?と考えました。
この力は社会人でもとっても必要な力ですよね。
たった1枚のだまし絵から、自分も教わることがありました。
表現力の刺激
5歳の娘ちゃんの表現(会話や絵)は、見たこと、聞いたこと、感じたことが中心です。
そこには裏が無く、娘ちゃんが見えた景色そのものが表現されています。
だまし絵を見ることで、見方や見る角度によって違う見え方がある、ということを気付いたように感じました。
つまり、インプットの仕方に幅があること、それがアウトプットにも活かせることに気付いたと思います。
今回の経験で、想像力や表現力が大いに刺激されたと思います。
親子のコミュニケーションの促進
だまし絵は、親子で一緒に楽しめます。
子供と一緒に隠された形を探し、発見した時の喜びをお互いに共有することで、親子の絆が深まると考えています。
隠された形を一緒に見つけた時の喜びは表現しきれないものがありました。
また、子供の考え方、見え方を知ることで、子どもへのより良い理解とコミュニケーションが促進されるとも思います。
さいごに
だまし絵は、子供の集中力、問題解決能力、表現力、想像力を育むだけでなく、親子のコミュニケーションを深める効果もあると感じました。
だまし絵は、楽しみながら様々なスキルを身につけられる優れた教育ツールと思えます。
個々で黙々と見るのではなく、ヒントを共有しあって見ることでお互いの考えを理解し、一緒に隠されたものを見つけ、喜びを共有しあえる、そんなツールと思います。
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