エアチューブの話その2
ごきげんよう、おつかれさまです。
今日はエアチューブの話その2です。
過去にあったエアチューブの経験談(怪談)をいくつか。
チューブが破断!
工場の鉄製配管から、継手を介してエアチューブへ。ただエアチューブはどこかにつながってるわけではなく、フィンガバルブで止められてぶらりんとしてました。接続待ち状態ですね。
青色が工場の鉄製配管、グレーが継手、黒色がエアチューブです。
接続先の機械がなくなって、長期間放置されていました。この工場配管にぶら下がってる機器もすべてなくなったため、配管自体へのエア供給も止めていました。
先日、久しぶりに使おうとコックをあけてエアを入れるとこのチューブから「ブシュー!」と盛大にエア漏れ。
クイックジョイントの爪が食い込むところから亀裂が進展して破断していました。
推定原因
いろいろ見て回ると、ここにエアを供給しているコンプレッサのメンテナンスがおろそかになっており、フィルタにドレンがたっぷり。エアタンクを揺らすとチャポンチャポンと音が鳴る始末。工場配管の水抜きコックをあけると茶色い水がだばーっと出てきました。全部合わせて1リットル以上あったんではないかな。
そして、ポリウレタンチューブは若干水に弱い性質があります。
上記から「ドレンが配管内に溜まり、長期間かけてウレタンチューブを劣化させて破断させたのではないか?」と想定しています。
実施内容
チューブの交換
全部が劣化していると想定し、新品と交換しました。
コンプレッサの点検
水抜き実施した後、水に浸かっていたフィルタの交換、さらにウォーターセパレータとエアフィルタを見える箇所に追加しました。
ぷちまとめ
コンプレッサ管理者がエア品質をわかっていなかったのがそもそもの原因です。
が、担当者は悪くなく、引継ぎもなく、エア品質を知る機会もなく、とにかくこの電源を入れればいいから、という伝え方だけだったのがそもそもの原因。わかってない人が分かってない人に丸投げしたのが原因。
なので、対策が不十分と言うことになります。フィルタを追加していますが、その点検や水抜きができていないと結局ダメです。あとやるべきは教育です。そして点検表と当番とルールを決めて運用すること。まだできていません。
まとめ
本当は3個くらい書こうと思ったのですが、筆が進まずここまでにします。
エア機器には、必ずドライエア!
ドレン抜きはきちんと!
ウレタンチューブは水分+長期間放置で劣化する!
はい、この辺を覚えていただけると嬉しいです。
今日もご安全に!そして今回も有料線。
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