工具は正しく使いましょう(メガネとスパナ)
ごきげんよう、おつかれさまです。
今回はお仕事モード、工具は正しく使いましょうのコーナーです。
今回はメガネレンチとスパナのお話です。
スパナ
スパナ、ご存じでしょうか?下記のような工具です。
![](https://assets.st-note.com/img/1713688987165-CCflP0yBed.png)
こちら、別名オープンエンドレンチと言います。先端(エンド)が開いてる(オープン)というととで、オープンエンドレンチと言います。通称スパナです。
メガネレンチ
オープンがあれば、クローズもあるのやろ?
はい、あります。こんな形。メガネレンチと呼びます。ただ、呼び名がクローズドでなく、ボックスエンドレンチと言います。
どうやら昔は四角形のボルト頭だったので、「ボックス」という名前になったようです。
![](https://assets.st-note.com/img/1713689341595-YO2SUzk2UY.png?width=1200)
使い分け
両方とも六角ナット、六角ボルトに使用します。両方ともあるということは、使い分けが必要です。
細かいのはいろいろありますが、
まずメガネレンチを最優先
メガネが使えない場合のみスパナを使う
という2点を覚えていただければ最高です。
メガネレンチの構造上、ボルトの角6か所に力をかけます。
対してスパナはボルトの角2か所に力をかけます。
1か所当たりの力はスパナのほうが大きくなり、削れやすくなります。いわゆる「なめる」状態になってしまいます。
それを防止するため、最初に選ぶのはメガネレンチです。
![](https://assets.st-note.com/img/1713690352581-FjBUX7v9NB.png)
LESSON4 めがねレンチ類|KTC 工具の基礎知識|KTCツールオフィシャルサイト (ktc.jp)
ただ、メガネレンチも万能ではありません。
例えば、下記のような部品を締めたい場合、メガネレンチではできません。こういう時はスパナを使います。
![](https://assets.st-note.com/img/1713691352607-pSCxh8C7EW.png)
まとめ
下記を覚えていっていただければ最高です。
六角ボルトナットを回すための工具がある
その工具はメガネレンチとスパナがある
まずメガネレンチで作業する
メガネが使えない場所ではスパナを使う
これで皆様の工具維新の推し工具の選択肢が増えることを願っています。
余談
どうやら、スパナ=イギリス英語、レンチ=アメリカ英語のようです。
はい、今日はこの辺で。ご安全に!