つづきがキニナル
テレビとか、映画とか、漫画とか、小説とか。
続きを気にさせる仕組み作りがとても上手だなと思います。
この「つづキニ」ってエンターテイメントを作る上で非常に大切な要素であると思います。では、このつづキニをどのようにして作るかを、考察していきたいと思います。
未来を垣間見せる
人は、未知のものに興味を示します。それが、未来に起こりうる事ならなおさらです。それが、90秒先であれ、一週間先であれその光景を少しでも見せることが、人の興味を引くことにつながるのです。
オチをつけない
完成されたコンテンツにおいてオチはかなり重要な要素ではありますが、つづキニ状態を作り出すものにはそれが当てはまりません。もしくは、オチに繋げるために、あえてオチまでを引き延ばすこともできます。このオチというものは面白くて、それがあるだけで、人はある種のエクスタシーを感じることができます。そのエクスタシーまでを寸止めすることで(じらし)、人は快感を倍増して感じることができるのです。
リズムをつける。反復させる。
つづキニを継続して与えて、観客をコンテンツに拘留するためには、そのつづキニ状態を定期的に与えないといけません。
その際に、定期的なリズムや反復は非常に効果的に作用すると思います。テクノミュージックの気持ち良さ、佐藤勝彦のCMの気持ち良さを思い返すとわかりやすいですし、お経や催眠術にも通じるものがあります。反復は人の精神や思考を洗い流す作用があるのです。
次→ キリクチってなんだろう