心は許してくれるけど好きだとは絶対に言ってくれない彼女へ
君はこの前
「言葉にしないとわからない」
というドラマのセリフに
「それは本当にそう」
と言った。
「俺のこと、どう思ってる?」
キスすらもしないまま眠ろうとする君にベッドの上で僕は泣きそうになりながら振り絞った。
急に無口になった僕に困惑していた君は
「なんだそんなことか」
という表情で
「だいぶ心許してると思うけどな」
と言いながら僕の腕を強く抱いた。
それから男性脳と女性脳の話を語られたけど、何が何だかわからなかった。
でも、ただ君が愛しくて。
本当にそれだけで、本当にそれだけだけど、それだけ好きだった。
好きだとは絶対に言ってくれない君へ
変な体勢でキスしてごめんね。
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