ただ見ている。
文章を書きたいと思った。ずっと思っていた。短文を書いていた時期もあったけど書かなくなったまま10年以上が過ぎた。最近とても好きな文章に出会い、私はまた書きたい時期に突入した。それが誰の文章だったのかはもう思い出せないんだけど。
文章を書きたいという欲求はどこから来るんだろう。陶芸もそうだ。
やるからには良いものを作りたい。そのために練習していく。
でもそれ以前にまず、作ってみたい、という欲求がある。
アウトプットして出てきたものへの興味よりも、アウトプットそのものへの欲求。
そこには内側から外へ飛び出していく強いエネルギーがあるのかな。
いや、そこにいたるまでの自然な流れがあって、コップから水が溢れるように静かに出て行くような気がする。
溢れないように抑えることは難しい。その水がどんなものかは知らない。関係ない。ただ溢れるのだ。その水を、ぼんやりとただ見ている。自分から出てくる文章や陶器を、へぇ、と思いながら。
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