わが町って結局なんだったの?
こんにちは。臼杵です。公演前、決まって体に起こる現象があります。
一つはニキビ。目の横、ちょうどメガネの鼻パッドが当たる箇所がぷくぅっと腫れます。
もう一つは血便です。内臓ではなくお尻が切れるタイプ。
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いきなり汚い話ですみません。くらやみダンス×ヨハクノート「ロミオと俺とジュリエット」の小屋入りを明日に控え、前回公演「わが町」の振り返りをせねばと思いまして。
とはいえ、そんな悠長なこと言ってらんないくらいに忙しいので駆け足で。
「わが町」は卒業制作というやつでして、作品発表と副論で単位がもらえるやつです。
研究テーマは「演劇における観客の当事者性について」。今思えばそもそもの始まりは観劇マナーがどうのこうのって話だったと思います。上演中に電話が鳴るなんてのは序の口で、話し出しちゃう人がいるとか、音楽ライブとの境目が曖昧になって演者に声をかけたりとか。私自身それに目くじらを立てたいわけではないですが、とにもかくにも「座っているだけで上演に関与している」という認識が薄いんだろうなあと、そんなことを考えていました。
そして世は空前の「体験型」ブーム。4DXとか、2.5次元とか、ふれあい系の動物園や水族館は当然のこと触れる系のアートもずいぶん増えましたね。自分の五感で体験して、それをその場にいる人たちと共有する。これが今のトレンドの一つであることは確かです。
とか、そんな背景があって「座ってるだけで上演に関与している」ことを「その場にいる人たちと共有する」作品としてわが町を上演しました。
ざっくりですが、こんだけ。詳しいことはここに書くくらいなら論文書けって思っちゃうので。
あ、そうそう。今回俳優から「レポート」を集めました。毎朝集合したのち、15分ほど前日の上演で感じたことや気付いたことを紙に書いてもらいました。これが非常に面白いです。お客様から頂いたアンケート共々、論文執筆に非常に役に立つと思われます。
では、また。
臼杵