喪中ということをすっかり忘れていた

以下に記されている文章は、
今年が喪中であるとすっかり忘れていた人間が(やばい)、
喪中であることを知る数時間前に書いた文章です。

新年早々に謎の正義感に溢れた文章を綴ちゃった。
今年はこのようなことがないように生きてゆきたい.…。

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新年が明けたような気がする。

いや、きっと気のせいじゃないはず。明けたんだ。

この間まで、家から二番目に近い電信柱から恥ずかしそうに顔を覗かせていたと思っていた新年が、
いま、私の部屋のドアをあけて清々しい顔で仁王立ちしている。
私はノックされずにドアをあけられたので
少し不機嫌になりながらも、
自分もよくやっちゃうもんな〜なんて考えながら
でもそんなことを考えていないふりをして、新年を出迎える。

今年は
「待ってました、よく来たね。」
なんてフレンドリーな言葉はかけない。
ただ、清々しく仁王のように立っている新年に微笑みかけるだけ。

去年は違かった。
去年までの私は、年が明けることが待ち遠しかった。
明けることを待ち侘びて、新年が来たら飛び抱きついて、
「HAPPY NEW YEAR!!」とか言ってた
ずいぶん大胆だったな。

若気の至りとでもいうのでしょうか。
とても青臭かったのでございます。
いやあ恥ずかし。


というか、今年の新年は
私の家族全体的に歓迎ムードの温度(歓迎ムー度)が低い気がする。

「あっ、新年?なんか明けたらしいね〜」と、
職場で隣の部署に新しい子入ってきたらしいけど見た?と同僚に聞かれた時に
興味はないけど、認識しているつもりではいると伝えるときのような口調を
父も母もしている。

おせちもお雑煮もない。
いったいぜんたいどうしちゃったんだい。

このまま、一家で
3日、4日と新年が徐々に世間に馴染んでいくのを
ただただ冷めた目で観察し続けるのだろうか…。
なんかちょっと嫌だな。
新年に冷めてる家族って、嫌だな。

さっきまで、年明けに手厚い自分を恥ずかしがってたくせに
す〜ぐ世間体を気にしちゃうんだから!

こうゆうところっすよね〜笑笑




そうだ、ひとまず餅を食べよう。


みんな餅って知ってる?

餅ってすごいよね。
だって、いつ食べても餅ってだけで正月気分になれちゃうんだもん。
※共感してくれた方は是非、スキをおしてくれたら嬉しいです。

余談ですけど、
「炭水化物で何が好き?」
と聞かれた時に、
麺とかパンとかではなく
「餅。」
と答えるやつは尖ってる。

そんなことは置いておいて、

とりあえず、このままではいけない。
私だけならまだしも、父と母には去年までの新年への歓迎熱を
平熱くらいには上げてもらいたい。

そして、それには餅の力を借りなければならない。

餅、応答せよ。
いいかよく聞いてくれ。
君には私たち一家の今後の新年に対する熱量がかかっている。
この最難関の任務を君に任せたい。
お願いだ。私たち…、いや、父と母だけでも救ってあげてほしい。
頼んだぞ、もち。

とりあえず、明日は餅パーティーを催そう。
餅を使った食事を家族に振る舞おう。
おせちも、お雑煮もない。
新年に冷めた家族なんて、あり得ない。
今日でそんな新年に、グッバイ。

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自分こわすぎ….。

















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