もしもどこかで1週間一人暮らしするなら
仕事で通勤していたり、家族がいる場合、家から出て1週間どこかに滞在する、というのはなかなか非日常なことだよね、という話をした。
そう言いながらも、旅するデザイナーとしてはありがたいことに年に何回かそんなケースがあるので『わたしならどう楽しむか』を改めて考えてみた。
①びっくりするほど早起きする
この「びっくり」は4時とか5時。普段より3時間くらい早め。
わたしにとってはそれだけでも結構な非日常。
以前福島のSAで仮眠して5時くらいに目が覚めたときに、とんでもなく綺麗な朝焼けを見ることができて、それだけでも最高な一日になった。
②地元の人気喫茶店でモーニングを食べる
これぞ宿泊の醍醐味。
そして早起きのご褒美。
日帰りでどこかに向かうのでは間に合わないのがモーニング。
これは年末に秋田に滞在したときの赤居文庫のモーニングセット。
雪が降る中で暖かいコーヒーというのは、旅の思い出にぴったり。
③その土地のラジオを聴く
昔愛媛の友人に教えてもらってから、ときどきやっている遊び。
方言が聴けるローカルラジオ番組を聴くのが楽しいです。
今はradicoで全国どこででも聴けるとはいえ、どっぷりその土地に浸かる感覚になれるのでおすすめ。
④明るい時間に銭湯に入る
家にいるとなんとなく一日のルーティンが決まってしまうけど、旅先ではあえて早風呂。
少しごはんを食べたらとにかく早寝。
そして早起きに備える、というだけでも楽しい。
⑤入浴剤をいれる
ホテルに連泊するときは、普段家族が使わない入浴剤を買って使うのも楽しい。
そういう時はちょっとお高めのフェイスパックを買ったり、じっくりマッサージしてみたり。
⑥スーパーでその土地ならではの食材を探す
旅先でのお土産は大体スーパーで探すのですが、おすすめは
・小分け調味料
常温保存できる味噌、ミニボトルの醤油、塩のミニパックなど
・乾物
綺麗な手毬麩、干し餅などの郷土料理系
・お菓子
岩手だと南部せんべい、高知だと芋けんぴ、愛媛だと坊っちゃん団子など
・和菓子
だいたいパンの近くにある和菓子コーナーは地元のものが多くて楽しい
・漬物
・3合くらいのパックになったお米
・ドレッシング
・ソース(栃木や群馬は変わったのが多い)
などなど。
⑦散歩する
そこに住んでいる人のように、車を停めてとにかく歩く。
かわいいマンホールや看板を見つけて写真を撮ったり、本屋さんに入ってみたり。
⑧資料館に行ってみる
全国に「資料館」「美術館」はたくさんあるので、滞在先の近くにあったらふらっと入ることが多め。
写真は栃木にある「大谷(おおや)資料館」。
ツルハシで石を掘っていた、巨大な地下採掘場跡。
天井の高さとか、ここから人が運び出してたこととか、ここにこなかったら地下にこんな空間があることに全く気付かず、地上でごはん食べたりしてそうなこととか、気が遠くなりそうでした。
資料館や神社仏閣、博物館などは入館料が安いのに、その土地への解像度が上がるのと、自分のペースで見られるので、最近好きな過ごし方。
ここまで読んでくれてありがとうございます。
こう見てみると非日常と言いながら、わたしは『日常を別の場所に移す』ことに対して非日常を感じるのかも。
旅先をちょっと楽しむコツとして、参考になると嬉しいです。