子どもの運動会で感じた3つのこと。
先日、小3次女の小学校で運動会があった。
子どもは、公立の小学校に通っている。中3の長女も同じ小学校を卒業した。
我が子は、6学年違いのため、長女が卒業するとともに、つづいて次女が小学校に入り、保護者としては9年間にわたって小学校にかかわっている。
コロナ禍以降、運動会は縮小されたり、学年ごとに開催されたりと、部分的にしか見学することができなかった。
そのため、運動会を最初から最後までみるのは、5年ぶりだった。
1. 行事の変化
小学校の行事が変化してきている。コロナ禍をへて、教員の働き方改革も重なり、今年はとくに行事そのものが変化している。
運動会もそのひとつ。
まず、運動会の開催日は、9月末の開催から11月上旬に変更になった。夏休みあけすぐに運動会の練習が始まるというのは、先生も子どもたちも大変だからということと、昨今の猛暑の影響もあるようだ。
運動会の内容も変化している。かつては、午後まで行われていた。子どもたちは教室でお弁当を食べ、保護者はいちど家で食事をしてからふたたび学校へいく、丸一日のイベントだった。
今回はというと、学年ごとの競技はふたつのみとなり、午前中ですべて終わってしまう、というかなりシンプルな形になっていた。
あっという間に終わってしまうので、観る側の負担も減った。
どっしりと座ってみるような席も用意されていないので、ずっと立ち見だが、半日ならどうってことはない。
装飾もシンプルになったような気がした。
2. 子どもが少なくなった
全校生徒をひさしぶりにみて思ったこと。
「あれ?これで全校生徒かな?」
「子ども少なくなった……?」
子どもたちの座席エリアは、5年前はもっと広がっていた。
子どもが少ない=保護者の数も減っているからか、運動場に集まっている人の数が以前より少ない印象だった。
子どもの数が気になって、市内の公立小学校の生徒数を市のホームページで確認してみると、どの小学校も、年々10人単位で減っていた。
少子化加速中
神奈川県の年齢別人口統計調査結果もみてみた。
わたしが住む市内の年齢別人口統計をグラフ化するとこのとおり。
団塊世代の山があり、団塊ジュニアの山があり、そこから一気に下降していく。20代以下の人口は、団塊世代の半分以下である。
団塊ジュニア世代の出産にともなって、10代人口で増加がみられるが、10歳以下の人口減少は半端ない。
少子化にともなう課題は山積みだ、ということは報道をはじめ知識としてはあった。
しかし、子どもの運動会をみて、少子化の加速を身をもって感じてしまい、未来の子どもたちを前に、将来の不安がよぎってしまった。
3. 運動会はやっぱり感動
子どもの少なさを感じてしまった運動会であったが、子どもたちが一生懸命おどる姿や競技に取り組んでいる姿には、やっぱり感動する。
1年生は、まだ小さくて本当に可愛らしい。一方、小学校最後の6年生の姿は、我が子の学年ではないのに、観ているだけで泣けてくる。年々涙もろくなっている。
世の中の流れとともに、学校行事も変化している。たとえシンプルでも、運動会を継続してもらえることは、ありがたいことだと思っている。行事のシンプル化は、先生も子どもも保護者もみんなハッピーかもしれない……。
子どもの運動会をみて、こんなことを感じたのでした。
最後までお読みいただきありがとうございます。