サラリーマンを辞めたワケ
前回書かせていただいた通り、現在フリーランスで事務代行をしているわけですが、なぜ社畜だったわたしがサラリーマンを辞めてフリーランスに転向したのか。
理由は、勤めていた会社(2社目)で、数年以内に単身赴任になる可能性が高くなったから。
前職の会社は大抵の人が知っている有名な大企業。転職としては個人的には大成功でした。紹介予定派遣(期間半年)から試験や面接を経て正社員になりました。
「正社員だから一応全国転勤っていう前提だけど(それはないから)、おばあちゃんになるまでここの支店で頑張ってね」と言われて入社したので、転勤はよっぽどのことがない限りないと思っていました。
しかし、入社時は体制も日本企業そのものだったけど、入社してからしばらくして海外企業の買収やグローバル化が進み、ついには社長が外国の方に。社内の体制も短期間でどんどん変わっていき、組織変革の一環で、”今後数年以内に事務関連のスタッフの勤務地が集約される(転勤必須)”とのことで、今後の進退を強制的に検討せねばならない状況になりました。
大変なことは本当に数多くあったし、いつか何かのタイミングで辞めるかもしれなかったけど、条件も良く従業員への制度も整っていて(産休育休も所得しました)、当時辞めるつもりは全くなかった。
そのタイミングでの条件の良い退職制度に乗るか乗らないか。
考える期間は数ヶ月あったけど、結論を出す期限の1週間前にも決断しきれていなかったほどめちゃくちゃ悩みました。
わたしには息子(当時4歳)がおり、保育園に預けて働くワーキングマザーでした。全国転勤には子供を帯同できるサポートも提示されていましたが、今後の夫の仕事の関係や子供の生活を考えると我が家としては帯同は難しく、かといって単身赴任して子供と離れて生活するなんてわたしとしては考えることはできなかったので、退職することを決意しました。
正直、まだその会社で働きたかったし(頑張って昇進したかった)、それなりの期間勤めていたので、会社の人たちとコミュニケーションを取れなくなると思うとすごく寂しかった。ただ、コロナ禍も相まって急速にグローバル化やアウトソーシング、AI化が進み、どんどん業務が圧縮されていたので仕事に物足りなさを感じ始めていた時でもありました。もしかしたらその出来事がなくても程なくして辞めていたかもしれません。
オンライン事務代行 / yohaku🌙