「キリンの余白」1白目-episode3(脚本練習粗め)

Scene16:図書室
(和田を見つける)
原「和田―」
和田「ん?」
原「ちょっと手伝ってほしいことがあるんだけど、」
和田「どうした?」
原「ちょっと、生徒会の会議に挙げる企画を考えるのを手伝ってほしいんだけど、、」
和田「え?なんでそんなことしてるの?生徒会だったっけ?」
原「いや違うんだけど、いまあんまり細かい話をしてる余裕がなくて、、事情はあとで説明するから協力してほしい、」
和田「どういうこと?いま勉強してるんだけど、」
原「今度、昼飯代おごるから、今日だけでいいから、まだテスト前じゃないから大丈夫」
和田「、、うん、わかった」
原「ありがとうー」

原「じゃあさっそく本題にはいると学校全体に向けたアンケートをつくらないといけなくて、その項目を考えないといけないんだけど、会議が明日あってそれまでにつくらないといけなくて、」
和田「なるほど、、あーちょっとまって、ここさ基本しゃべっちゃだめっぽいから、どこか移動する?」
原「あーそっか、でもさっき教室に部活ない人たちがたまってたから教室は行きたくないなー
でも、探す時間がなー、、
とりあえず、ばれるまで、一番奥の席でやる」
和田「がち?」
原「ばれたら移動しよう、大丈夫、俺が責任とるから」
和田「、、うん、わかった」
和田「いまどれくらい進んでるの?」
原「あ、まだ、何も、これから、考える」
和田「え?いつ頼まれたの?」
原「あーそうだよね、とりあえずさっき言ったように細かいことを話す時間がもったいないからごめん、そのへんの諸々はあとで全部話すから、とりあえずいまは協力だけしてほしい」
和田「、、うん、わかった、とりあえず考えればいいのね、おけ、とりあえず一回落ち着こう」
原「そうだね、、(深呼吸)」

原「とりあえず単純にアンケートの項目を考えたいんだけど、よりひとりひとりの個性がわかるような質問を考えたいんだけど」
和田「なるほど」
原「あ、一応、学生のトレンド調査みたいなコンセプトになってるから」
和田「あーそうなんだ」
原「だから、とりあえず、自分が誰かと知り合うときにどんなことを、聞きたいかを考えるのがいいのかなって思うんだけど、、」
和田「あーなるほどね、いいね」
原「そう、だから例えば、ただ趣味、とかじゃなくて、具体的に答えてもらえるような質問にした方がいいと思うから、好きなもの、から、音楽、芸能人、食べ物、スポーツ、映画、番組、チャンネルとか細かく分けるべきだと思うんだけど」
和田「そうだね、とりあえずあれかな、芸能人は有名人とかでもいいかも、いまは動画クリエイターとかインフルエンサーとかもいるからもっと広い言葉にした方がいいと思う」
原「あーそうだねー、じゃあ、鍵かっことか使って答えやすくしてみるか」

好きなもの
・アーティスト
・曲
・食べ物
:飲み物 :お菓子 :アイス
・飲食店
・スポーツ
・芸能人、有名人など
:男性 :女性
・映画、ドラマ、アニメなど
・番組、YouTubeチャンネル、SNSアカウント

原「こんな感じかな」
和田「めっちゃ細かいな」
原「これくらいが答える側も楽しくない?」
和田「まあそうか」
原「あとは、将来の夢、なりたい職業、憧れている人、似ていると言われる人、特技、息抜き、いままでで一番テンションがあがったこと、自信がある知識とか?」

和田「だいぶ自由だな」
原「もう、時間もないからなんでも思いついたことは全部入れようかなと思ってる」
和田「そうだね」
原「和田は何か入れたい質問ある?」
和田「そうだね、じゃあ、普通に学校っぽく好きな教科とか?入ってる部活とか、学校の好きなところとか、好きな先生とか、好きな学校行事とか?」
原「あーそれめっちゃ大事じゃん、忘れてた、、そうだよね学校でとるアンケートだからね」

〇学校に関すること
・好きな教科 :苦手な教科 :得意な教科
・所属している部活動、習い事など
・好きな先生 :苦手な先生
・学校の好きなところ :改善してほしいところ
・好きな学校行事

原「こういう感じでいい?」
和田「いいね」
原「あとは、さっき俺が言ってたやつ」

〇自分に関すること
・将来の夢、やってみたいことなど
・なりたい職業
・憧れていること
・似ていると言われる人
・特技
・息抜き
・今までで一番テンションが上がったこと
・自信がある知識
・欲しい特殊能力
・ひとつだけ願いがかなうとしたら

原「あとは、苦手系とか短所とかかな」

〇苦手なもの
・食べ物
:飲み物 :お菓子 :アイス
・飲食店
・スポーツ
・芸能人、有名人など
:男性 :女性
・映画、ドラマ、アニメなど
・番組、動画チャンネル、SNSアカウント

原「今いくつくらいあるかな」
「12,9,10,10、、41個かな、結構いったね」
和田「こういうやつってその他みたいなのとか作った方がいいかな」
原「あー、そうだね」

原「じゃあ、43個だね」
和田「切りよく、50個まで考える?」
原「そうだね、でもあと他の人にも聞いてみるからできる分でいいよ」
和田「わかった、じゃあ俺は勉強戻ってもいい?」
原「あ、いいよ。助かったわ、ありがとう」
和田「うん」

Scene17:帰り道
(トークアプリグループ
原「今日生徒会の人と話したら、学校全体でアンケートを取る企画を挙げることになって毎週木曜日に企画会議があるみたいなんだけど、訳あって明日までに企画を形にすることになった
「それで、知り合いに協力してもらって、とりあえず質問を43個まで考えたんだけど
きりよく50個にしようとしてるから、もしここにでてないやつで思いついたら、送ってほしい。どんなにくだらないものでもいいから、何か思いつたら気軽に送ってください」
「細かいことは明日説明するからとりあえず案を考えてほしい」
「○○生トレンド調査っていう名前でやる予定だから、そんな感じの要素がほしいかな」

原「あ、そういえば今日、親が帰り遅いから、帰っても夜飯ないんだった。どこか寄るか」

原「あ、全然お金ないじゃん、じゃあ牛丼でいっか」

Scene18:近くの牛丼屋
(カウンター席に座る)
原(あれ?なんかあの人見たことある気がする、、、あ、同じクラスの石橋だ)
(石橋に声をかける)
原「あのー、石橋君だよね、おれ同じクラスの原、わかる?」
石橋涼太郎Ishibashi Ryotaro 出席番号1番
石橋「、、、うん」
原「いつもすぐ帰ってるじゃん、なんでこの時間にいるの?」
石橋「、、、家が近くて」
原「えーそうなの?、じゃあ朝とかめっちゃ楽じゃない?」
石橋「まあ、」
原「俺さ、今日親が帰り遅くて、自分で飯食べに来たんだけどさ、この店あんまり来たことなくてさ、、よく来るの?」
石橋「うん、」
原「えーそうなんだ、、なんかどれかおすすめのメニューとかある?」
石橋「うーーん、まあ、高いやつはうまいんじゃない?」
原「いやーそうじゃなくてさ、今あんまりお金なくてさ、安い系だったら、どれがうまい?」
石橋「、、じゃあ、これ」
原「これ?、じゃあこれにするわ」

(注文まち)
原「石橋君てさ、いつも休み時間とか寝てるじゃん、なんか放課後忙しいの?」
石橋「別に、ずっとゲームしてるだけ」
原「あーゲーム?なんのゲームしるの?」
石橋「パソコンでバトロワとか」
原「バトロワ?あのーなんか100人くらいで最後まで生き残るやつだっけ?」
石橋「うん」
原「それを結構遅くまでやってるの?」
石橋「うん、ほぼ朝まで」
原「そうなんだ、誰かとやってるの?」
石橋「うん、SNSで知り合った人とやってる」

原「学校には、同じゲームしてる人とかいないの?」
石橋「わかんない、あんまり話さないし」
原「いまクラスの中だったら誰と話してる?」
石橋「、、いない」
原「そっか~、、退屈じゃない?」
石橋「別に、、だいたい寝てるし」
原「定期テストとか、ちゃんとできてるの?」
石橋「全然、、」
原「やばくないの?成績とか」
石橋「やばいよ、でもゲームしてるのが楽しいし、そのままプロ目指そうと思ってるから」
原「そうなんだ、それってプロゲーマーとかってこと?」
石橋「うん」
原「すごいね、それ先生とかには言ったの?」
石橋「言ってないよ、どうせ受け入れてくれないし」
原「たしかにね、ひと昔前に比べたら、だいぶ知名度あがったけど、まだまだ認められてない感じするよね」
石橋「そう」
原「でも、3年になったら何かしら言わないとないといけなくなるじゃん、なんて言うの?」
石橋「わかんない、」
原「そっか~、じゃあ、ちょっと俺考えるよ、うーん、、親の仕事とかは?何してるの?」
石橋「親は普通の会社員だし」
原「あーそうだよねー、でも意外と知り合いの進路のこととか聞いたことなかったな、今度会ったときに話してみるよ、それで、似たような言いづらい仕事の人がいたら、聞いてみるよ」
石橋「いいよそこまでしなくて、ネットとかで調べるし」
原「それもそうだけどさ、やっぱり同世代の意見の方が共感しやすいと思うし、協力し合えていいじゃん」
石橋「そうかもしれないけどあんまり深い話するとなんか気まずくなるでしょ」
原「あーなるほどね、たしかに、俺も気をつけるわ、ありがとう」
石橋「別になにもしてねーよ」
原「まあ、いいじゃん、感謝されて悪い気はしないでしょ?」
石橋「まあ」

(注文がくる)
原「てか鳥丼って珍しいね、ここ牛丼屋じゃん」
石橋「まあ、でもここは牛丼より鳥の方がうまいと思ったから」
原「そうなんだ」

原「なんか焼き鳥食べてるみたい、焼き鳥とか好きなの?」
石橋「、、まあすき」
原「じゃあ焼き鳥好きだからじゃない?正直割と普通だし」
石橋「焼き鳥のたれがごはんに合う気がする」
原「あーなるほどね。じゃあ焼き鳥のたれ買ってごはんにかけて食べてみればいいんじゃない?」
石橋「あーたしかに」
原「そしたらいつでも食べれるし、食費も浮きそう、、めっちゃいいじゃん」
石橋「あーそうしたらもっと課金増やせるな」
原「あーそうじゃんめっちゃいいじゃん、俺天才じゃない?」
石橋「わからん」
原「じゃあありがとうって言って」
石橋「なんで」
原「いいから」
石橋「、、ありがとう」
原「おーいいねー」
石橋「だる」
原「ありがとうって言うと気持ちよくない?」
石橋「、、まあ、別に」
原「ちょっと共感してる反応じゃん」
石橋「だる」
原「ちょっと話しすぎた、ごめん」
石橋「そうだね」

石橋「食べ終わったからもう行くわ」
原「あーうん、暇だったら学校でもたまには話しかけてくれてもいいよ」
石橋「、、別にいいわ、じゃあね」
原「じゃあね」

(一息ついて)
原「あいつ使えるかも」

登場人物
原航来Hara Kouki 出席番号14番
和田晃Wada Akira 出席番号20番
石橋涼太郎Ishibashi Ryotaro 出席番号1番

本文字数4178字
作成者:Harumino.

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