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小泉八雲

先日余白で自分のキャリアを伝える機会があった。主催は島根大学 法文学部の宮澤先生。聞き手は市内の大学生。

「縁COUNTER」というキャリア教育のプロジェクトで、2年前は島根大学で留学体験(3週間の韓国研修ですが笑)、今年は余白で宿の事業についてお話しを。

岩本くんもイングランド滞在時について。

宮澤先生は学部時代の恩師。大学卒業後も相談に乗ってもらったりして本当にお世話になっている方です。

縁COUNTERは、大学生さんも私たちも和やかな交ができ、良かったと思います。場を設けてくださった宮澤先生に感謝です。

用事があり、午後に島根大学の宮澤研究室を訪問した。4年間の学部時代を過ごした島根大学。自転車で通ってたな〜

今回は車で、校内に駐車した。門番の方から書類を渡され、用件には「宮澤先生と打ち合わせ」と記載した。不思議な気持ちでキャンパスを歩く。卒業からしばらく経つ。だけど迷わず一直線に進むことができ宮澤先生の研究室をノック。
学生時代、研究室訪問ってレポート提出か課題についての用事で緊張しながら入室前に呼吸を整えて扉を叩いたけど、月日が経ち、昨日は知り合いに会う感覚で赴き不安などは何もなかった。

部屋には文学や社会学の本、洋書や研究本など
左右にずらーっと並んであって素敵だった。

先生は現在、小泉八雲 (ラフカディオ・ハーン)の研究をされている。実は今秋の朝ドラが八雲の妻・セツを題材とする影響もあり、テレビや新聞や各所からの仕事も含め忙しそう。この日も電話がひっきりなしだった。僕も八雲について事前学習したいと
思い、会話は大学時代のことよりも9割八雲のこと。
あれこれ訊ねた。

1年弱の松江滞在。そこでセツと出会う。
八雲は松江で何をしていたのか。

身近な人物、西田千太郎の情報を交えながら、資料を見せてもらう。怪談話を書く人物としての認識だが、記者でもあり先生でもあり文学者でもあり、性格はオープンマインドで外出時にらいつも身なりを整える。そして片目が見えないという障害を抱えながらも懸命に生きた人生は、私たちの教訓にもなるだろう。松江が文化の町と言われるのも八雲の存在は大きいだわう。もう100年以上も前。

3週間前に小泉八雲記念館へ行った。
耳で目で体験できる八雲の生涯。
松江来られたらおすすめしたい。
朝は8:30〜

話が飛んだが、研究室で宮澤先生の研究分野の話を聞くと、自分も何かへの探究をしたいなとざっくりと思う。ゲストハウスをしているので文化比較や社会のことや。先生からも「青山くん実践者だから、そこから研究していくスタイルいいかもね!」と言っていただけた。まだ先の話だが、がんばろうー。

帰り際、先生から島大図書館にての企画展示
「第五福竜丸事件と核のない世界」を教えてもらい見に行った。福井先生と宮澤先生が共同企画された、水爆実験での日本の漁船被害について。船も島も放射線のある灰で被曝してしまう恐ろしさと哀しさを目の当たりにする。過ぎ行く波に乗っている私たちの側では、被害でストップしている社会もある。立ち止まって考えることって大切だなと改めて感じた。
次は日本で起きた甚大な災害があった町についての展示。こちらにも足を運びたい。

歴史は学びへ。

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