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プリンス・オブ・ウェールズ・ステークス大予想!

 6/15にイギリスのアスコット競馬場でプリンス・オブ・ウェールズ・ステークスが開催され、日本からシャフリヤールが参戦します。JRAによる馬券の発売もあるということで、せっかくですから同レースの予想をしたためました。みなさまの予想にも役立てば幸いです。
  同レースを含めたロイヤルアスコット開催についての記事もまとめていますので合わせてご覧ください!

1.コース

 距離は1990m(正確には9ハロン212ヤード)で、特徴は何と言っても高低差が20メートルもあること。中山競馬場の高低差がが5.3メートルですから、いかにタフなコースであるかがわかりますね。
 トラックはおにぎりみたいなユニークな形をしていて、1990mの場合はスタートしてすぐに下り坂となり、そこから登っていく形になりますので折り合い、ペース配分が重要になりそうです。また、イギリスは雨の多い国。重馬場になれば一層タフなレースになりますが、今年はレースの前日から晴れの予報となっており良いコンディションであることが想定されます。

2.出走馬

 今年の出走馬は5頭。少し寂しい頭数ですが、いずれもハイレベルな馬たち。それではここからは出走馬を見ながら検討していきましょう。


ベイブリッジ(Bay Bridge)
父:New Bay 母:Hayyona(母の父:Multiplex)
牡4歳 7戦5勝

 ここまで前走のG3勝ちを含む5連勝でレースに挑む上がり馬ですね。実績という点では見劣りしますが、今のところオッズの面では一番人気となっています。父のNew Bayは仏ダービー馬。その父のDubawiは2頭のプリンス・オブ・ウェールズ・ステークス勝ち馬を輩出していますから、血統面でもこの舞台の適正は大きい系統とみることもできそうです。


ロードノース(Lord North)
父:Dubawi 母:Najoum(母の父:Giant's Cawseway)
セン6歳 16戦8勝

 今年のドバイターフの1着をパンサラッサと分けあったのが同馬です。その後、タタソールゴールドカップを4着してここに挑みます。今のところ、4番人気タイということで人気薄の一頭ですが、2020年の本レースの勝ち馬でもありますから、実力・コース適正ともに疑いようがない有力な一頭でしょう。

シャフリヤール(Shahryar)
父:ディープインパクト 母:ドバイマジェスティ(母の父:Essence Of Dubai)
牡4歳 7戦4勝

 2021年の日本ダービー馬にして、今年のドバイシーマクラシックの勝ち馬。間違いなく有力な一頭でしょう。課題はコースへの適正ですが、良馬場の見込みですし、5頭という少頭数であればペースも緩んで最後の瞬発力勝負となる公算高く、そうなれば大いにチャンスあるのではないでしょうか?

ステートオブレスト(State Of Rest)
父:Starspangledbanner 母:Repose(母の父:Quiet American)
牡4歳 11戦4勝
 
 昨年のコックスプレートとガネー賞を制した馬で、今年初戦のタタソールゴールドカップではクビ・クビ差の3着と僅差の敗戦を喫しています。現在4番人気ですが、同レースでは4着のロードノースに先着しており、ここでも実力は上位と見てよいでしょう。

グランドグローリー(Grand Glory)
父:Olympic Glory 母Madonna Lily(母の父:Daylami)
牝6歳 20戦8勝

 昨年のジャパンカップに参戦して5着と掲示板を確保したことでも記憶に新しい馬。本来ならジャパンカップ後に引退の予定だったのですが、現役を続行、今年2戦して2勝と衰えのない実力を見せています。
 ジャンロマネ賞という仏G1を制覇していることからも能力は折り紙付きです。昨年のジャパンカップの3着がシャフリヤールで、そこから0.3秒差。上り3ハロンはシャフリヤールより0.2秒速い34.2秒ですから末脚勝負となればチャンス大ではないでしょうか。

3.まとめ

 以上、出走馬を見ていきました。5頭といいながら、そのうち4頭はG1馬、残りの1頭は5連勝中ですから非常にハイレベルなレースとなることが想定されます。
 なお、わたしの本命はグランドグローリー! 良馬場で末脚勝負なればかなり大きなチャンスがあるとみています。もちろんシャフリヤールの制覇も心の中で応援します。
 というわけで、レースは15日の日本時間23:40。少し遅い時間ではありますが、シャフリヤールの日本馬による制覇を応援しつつ、海外馬の活躍にも期待しましょう!


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