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雲の形を見ると、空の様子が分かる 人工降雨とは

雲ぐらい水蒸気と風の様子を教えてくれるものはない。
どういう風が吹いているか、そこまで形でわかる。
そこから、人工降雨Cloud Seedingの技術の向上に役立つものが読み取れる。

人工降雨は80年(類似のものだと100年以上)の歴史があり、いま中国、インド、中東諸国は盛んにやっている。だが、確かに成果が出た、という観測結果に乏しい。水蒸気の多い場所に執り行うので、雨がその故のものか、判じにくい。

三重大学で海水温を計測している立花教授によれば、いま海上の水蒸気分布を、3Dで図示できる機械が登場している。それを用いれば、より精密に、空のどこに、ヨウカ銀などの凝結核を、与えればよいかが分かる。

そこまでやっている国は、ないのではないか。

筑波大学のチームは、液化炭酸をまく新しい方法で、2時間で100万トンの成果を得たという。

2 スペイン、アルゼンチンが、国家的危機になるほどの干ばつである。手を打たねばならないだろう。海水淡水化施設を作るとしても、農地を潤すには足らないのではないか。スペインで、大事な古いオリーブの木が、枯れてしまった可能性が高い。

前の記事で述べた、SRM(太陽放射管理)である程度日差しを遮り、その上で人工降雨を試みてはどうか。海から風を呼び込む。なにか、大掛かりな方法が必要だ。


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