民主主義とは何だろうか
いま形成中のものだ。毎日発展途上のものだ。道の上のものだ。
おぼろげに形の見えてきたものだ。毎日戦いの中で勝ち取るものだ。
日本には中途半端にしかないものだ。
デモクラシーは、訳すると民主主義とは違う。少し違う。だから日本語だ、これは。
民が主となって物事を決定してゆく。その真反対は多い。
敵に向かってあなたは嫌いだと自由に言えることだと、ツイッター買収の流れの中でイーロン・マスクが言った。
最初はブルジョワ市民革命とは、商売を円滑に進めるためのものでもあった。それが主かもしれなかった。
しかし同時期、19世紀中ごろから、困窮者、社会的弱者を守ろうと考える人も、いっぱい出てきた。
二つの動きは重なるところが出てきて、今に連なっている。この奇妙な流れは、偶然のようで、必然、ある調和を目指して様々な主体が、様々な軌跡を描いている。
19世紀にも、女性運動はあり、それに障碍者たちだって、自分らの権利を認めてほしかったはずだ。
少しづつ前に、表に出てきたそれらの声。それを制度で実現する声。グループになり、町に立ち、議員と会い、法案を描く。
イギリスのサフラジェットという女性運動のグループ。運動を知ってもらうために、ダービー開催中のレースコースに躍り出た。馬に当たって亡くなった。女王が目にとめた。
これが、民主主義だ。
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