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放牧の現在 ハイジのユートピアは可能か
アルプスの少女ハイジ。誰もが知るアニメ。その中心スタッフが、後のジブリの宮崎、高畑、小田部トリオだったのを知っているか。
このアニメ以降、日曜7時半枠が、ヨーロッパ路線になった。
このアニメが受けたのは、やっぱりあの環境、美しく、のどかで安らぐ世界への憧れ!日本では無理なのだろうか?頭のいい人は、結局は遠くから運ぶ今のやり方が正解で、今後もそれでいいと言う。どうかな?
いま日本では、牛乳は北海道などの生乳を運んで工場で加工し、本州もスーパーで売っている。滋賀なら滋賀の牧場の乳をその日に飲めたらいいのに!
むかしグルメ漫画「美味しんぼ」で、牛乳嫌いの子供が、牧場の乳に喜びの声を上げる場面があった。「これも牛乳なの?」
こんな記事があった。
”(引用)酪農家になりたい人が現場で定着できるか否かも、今後の重要な課題ですね。そのために必要なことはなんでしょうか。
最大の課題は、受け入れる側の体制ですね。情報はあるものの、酪農業界全体が新しい人を大事にするという面では改善の余地があります。受け入れに熱心な地域がある一方、別な地域では地域と就農者のミスマッチなどが原因で離れていくケースを頻繁に見かけます。就農が偶然うまくいったりいかなかったりという受け入れ体制では、夢を食い物にしかねません。
もうひとつは資金面です。今の経済情勢でいきなり独立するのはハードルが高い。農業法人への就職という選択肢も含め、いかに初期負担を軽くするかは政策を含めた課題です。具体的に見ていくと、古い畜舎の建築基準の問題など、地域や国との調整が必要な課題がまだまだ多いと感じます。(終わり)
https://agri.mynavi.jp/2024_12_01_289382/
日本は山に木が多く、草地が少なく、放牧しづらい。そういう面がある。だが、今耕作放棄地が増え、それを使った放牧も、起き始めてはいる。
日本も洋食化し、バター。チーズ、クリームのない食卓は考えにくくなった。その傾向はもっと強まるだろう。新鮮な乳製品のニーズは、増していると言っていい。牛乳の消費は減り続けていて、豆乳の伸びなどもあるが、優れた食材であることは間違いない。300円で、おいしい牛乳を買う人は必ずいる。
地産地消とよく聞くが、新鮮さが命の食材のそれは、幸福さに直結する大事なもの。美味しいホウレンソウ、それさえあれば、グッチのバッグや高価なパソコンゲームなどいらない人も多かろう。本当の幸せって何?
食べ物の教育、食育が言われるようになったが、それは案外、SDGsや温暖化対策さえ、変える底力があるのではないか?美味しいものは、体やライフスタイルまで変える。