『スパイダーバース』は最高のCGアニメ
★5。残念な点なし。強いて言うこともなし。
見所をネタバレにならない範囲でつらつらと。
アメコミをそのまま映像化したアニメーション
安いCGアニメにありがちなモーションキャプチャーでヌル〜な感じはなく、動きがとにかく見ててカッコいい。
手書き感を出すためにすごく手間がかかっている。
モーションだけでなくエフェクトも凝りまくり。
シーンによって四角いフキダシ(アメコミのアレ)が出たり、ジョジョのアニメみたいにアメコミ風効果音の文字が出たり、アメコミ風エフェクトが付いたり、ストップモーション風になってパラパラ漫画感を出したり。
とにかくこれぞアメコミ!ってアニメなんだけど、日本人が見ても違和感がない。
色使いが綺麗
とにかくニューヨークの街並みがビビッドな色合いで見てて飽きない。
クライマックスともなると圧巻。
『ドラゴンボール超 ブロリー』もラストはCG処理で色の洪水になっていたので、今後のアクションものアニメはそういうのが増えるのかも。
一人じゃない
主人公のマイルズは新人スパイダーマンとして悪戦苦闘するけど、それを並行世界からやって来たスパイダーマン達が見守ってくれる。
全員スパイダーマンなので当然境遇も似てて共感が深い。アベンジャーズとはまた違ったチームに仕上がっている。
中年スパイダーマン、頑張る
並行世界のスパイダーマンの一人、ピーター・パーカーはくたびれた中年。色々挫折ある中、それでも悪と戦い続けている。
そんなピーターが師匠としてマイルズに接する中で、弟子以上のものをマイルズに見て変化していく。
中年ピーターは間違いなくスパイダーバース、もう一人の主役。
スパイダーグウェン、カワイイ
スパイダーグウェンはその名の通り、グウェンがスパイダーウーマンになった存在。
女性的なシルエットが華麗で、白黒ツートーンを基調にフードと肘の裏にピンクのウェブ柄をあしらったスーツはとってもオシャレ。
正直、素顔よりスーツ姿の方がカワイイと思う。
吹替版の声優は悠木碧。テンプレ演技から少し変えてるけど、おどけた時にちょっと悠木碧ぽい感じが出るのがカワイイ。
他のスパイダーマンにも見所たっぷり
他にも並行世界からやってきたスパイダーマンが複数いるがどれも変わり者。世界観の懐の広さを見せつけてくれる。
しかもそれぞれが作風に合わせて独特のタッチやアクションでアニメーションするので見てて飽きない。
プラウラーがヤバイ
黒づくめの格好に紫の光。大きなクローをザクザク振り回してスパイダーマンを冷徹に追跡する様は抜群の強キャラ感。
プラウラーのテーマらしきBGMも緊張を煽る煽る。
スパイダーマンを映画くらいしか見てないのでプラウラーというヴィランを今まで知らなかったのだけど一気にファンになった。
吹替も安心!
全員プロの声優。変なタレントとかいないので吹替と字幕、純粋に好みで選択できる。