独学研究のススメ(国会図書館に登録しよう)
国会図書館に登録する方法は、大きく分けると3つあります。
ちょっとの手間で相当な知見を得られます。独学研究をやる上では絶対やることをおすすめします。
国会図書館のインフォメーションを貼っておきますので、そちらを参考に――といいたいですが、一応触れておきます。
まず、東京の国会図書館、大阪の関西館に直接訪れて必要書類を書いて、登録カードを発行してもらう方法。
これは首都圏・大阪圏に住んでいて、永田町に出てくるのがそこまで苦ではない人におすすめします。
待ち時間こそありますが、当日のうちに登録カードが入手でき、国会の内部も探索できるので一石二鳥です。
続いて、郵送で事務的手続きを行う方法。少し前まで直接の来訪かこれしかなかったのですが、今ではサイトから登録できるようになったので、相当なアナログ人間ではない限りおすすめはしません。
そもそもこの連載を読めている人は、国会図書館のサイトから申し込むことくらいはできると考えております。
最後に、国会図書館のサイトから新規登録を行う方法。これは本当に手軽です。
免許証や保険証が必要ですが、この点に関しては他のクレジットカード申し込みとか、
ネット口座開設とかと同じなので、そこまで苦戦する人はいないと思います。
大まかな流れを言うと、上のサイトから「新規登録」を探し――
そこから登録を行います。曰く――
メールアドレスの送信→メールアドレスから登録サイトに移動→本当録を行う→身分証明書の写真や画像を送って国会図書館から本登録完了
アナウンスを見つつ、規定通りの事を書いてやれば基本的に出来ると思います。
クレジットカードなどと違い、審査はありませんし、書類の不備以外で落とされる人はまずいないと思うので、安心してやって下さい。
提出義務や提出期限、返済や何やらというものは一切ないので個人のペースでやればいいと思います。
なお、この登録は三年ほどすると期限が切れ、使えなくなってしまいます。こうなるとまた再登録が必要なのですが、「国立国会図書館オンラインにログインする」を定期的にしておけば、基本的に尽きる事はないので大丈夫かと思います。
住所や氏名の変更など、そうした直面もなきにしもあらずですが、基本的には住所変更や何やらも手間ではないので、そこまで構える必要もないでしょう。
繰り返しますが、冗談でもなんでもなく本気で利用者登録をオススメします。
それだけの手間で、ほぼ無料の読み放題システムを得られるのは破格です。読める本や資料が一気に増えます。
気になる作家や作品名を入れるだけでガンガンその世界の間口が広がります。ある資料に書いてあった参考文献などもここで読める事は多々あります。
それに名作と呼ばれる小説やら台本やらなんやらまで読み放題です。暇をつぶすにももってこいです。
キンドルや漫画アプリのような定額もなければ、チケット制度もありません。ログインさえすれば、いつでもどこでも時間も場所も気にせず作品を読めます。
キンドルやアプリと比べると読みづらいのが欠点ですが、これは仕方ないことです。無料の弱みと諦めましょう。
後、18歳以上は基本的に登録できないという年齢制限もあるのがネックですが、普通の「全体公開」は誰でも読めますし、親と共有で見るというのも手ではあります。
この年齢制限を撤廃しろ――とは思いませんが、中学卒業まで引き下げたら……と思う節もあります。
もっとも、デジタルコレクションの中には猟奇的なもの、官能的なものもあるので、それを見せない上での配慮といえば配慮なのかもしれませんが――
こればかりは個人の一見解ではどうしようもできません。
しかしそうしたデメリットを軽く超越する程のメリット、恩恵が国会図書館への登録にあります。
国会図書館デジタルアーカイブを使いこなすうえでは絶対的に登録すべきでしょう。おすすめをいたします。
東京漫才のサイト
上方漫才のサイト