稽留流産手術 入院 ラミナリア 痛くない!


入院中ってもっと暇かと思ってた。

夕方入院で、翌日の朝手術だから、何して時間潰そうかなーとか思ってた。


実際はスケジュールがわからないから、

なんか終始ビクビクしながら過ごしてたw


たぶん出産を終えて、己の回復に全集中している人だったら、

とにかく身体休めて、

テレビつけて、

横になって、

ってできるんだろうけど、

授乳とか、やることのスケジュールもだいたい決まってるしね。




でも、1泊二日で弾丸で処置して帰るわたしは

やることは決まってるんだけど、

処置時間は先生次第だし、

いつどんな処置でどのくらい時間かかってっていうのもわからない。

ごはんやおやつや、検温や血圧やお薬や、注射したり、点滴したり、

なんだかんだ看護婦さんやいろんな人がめっちゃ部屋に来るしw

休まらない、というかプライベートがないというか、

どんな体制で、どんな顔して待ってればいいのか難しかったw




結局のスケジュールはこんな感じ

16:00 受付
16:20 お部屋通されて部屋の説明
16:30 検温、血圧、指にはめるやつ
16:45 ごはん
17:20 お薬
17:30 ラミナリア
18:15 検温、血圧、指にはめるやつ
18:30 ドキドキしながらパジャマに着替える
19:40 おやつ
顔洗って、歯を磨いて、テレビ見てドキドキしながら過ごす
21:00 検温、血圧、指にはめるやつ
テレビ見ながらドキドキしながら横になる、眠い
23:30 看護婦さんが持ってきたお薬を飲むため起きる
やっと就寝だけど夜中に何回もトイレ行く。

翌日6:00 検温してくださいの放送で起こされる
6:10 検温、血圧、指にはめるやつ
6:50 点滴開始
点滴痛え、横になって虚に眠りながら耐える
8:50 注射
9:10 移動
9:20? 手術開始
10:00 目が覚める
11:30 ボーッとしながらお薬の話を聞いたり、トイレ行ったり、お迎え頼んだり
11: 40 診察を受ける
12:00 帰路につく

多分こんな感じ




早くおうちに帰りたかったなー

ベット硬かったなー

トイレの場所遠かったなー




一人って本当につまらない。

テレビ見ても話し相手もいないし、

ごはんおいしかったけど美味しいねって言えないし、

辛い時に辛いって言えないし、

ね。





ただし、今回の入院で本当に素晴らしく、感動したことがございます。


ラミナリアと手術。


全然痛くなかった。


痛かったのは点滴と注射。

これが地獄だっただけで、その他の処置は神業だった。

点滴は元々いつも痛いし、注射は皮下注射?だったから痛かった。

まあ、想定内としていいでしょう。


問題は未知の恐怖ラミナリアですよ。

もう、何度も、あらゆる方面からググった。

ぜーんぶ痛いのしか載ってなかった。

麻酔してくれって叫んだとか、

痛いって泣いたとか、

1時間に感じたとか、

もう恐怖でしかなかった。

だからかなり覚悟していった。

もうまな板の鯉になるしかないんだ。

なすがまま。

深呼吸しよう。

リラックスしよう。

イメトレ何回もした。

諦めと折れない心。

テーマまで決めた。

なのに、あの先生は神だった。

機械入りまーすから、

今一番痛いところ終わりましたからね、

まで、

10秒だった思う。

全処置30秒だったと思う。

手術室で、分娩台に乗って、ライト浴びて、

折れそうな心と恐怖で天井見つめて、

心を無にして諦めた。


拍子抜けだ。


一番痛いところとは一体なんだったんだろう。

わからない。

痛かったのかもしれない。

でもわからない。

すごい。

神様だ。

だから、もしかしたら大丈夫です。

人によるし、先生によるし、病院によるし、

でもラミナリア大丈夫です。

痛くないです。

そんな情報があってもいいと思うので。

まじで毎晩寝れなかった。

怖くて。

でも大丈夫だったからさ。


手術もね。

緊張してた。

初手術。

一番怖かったのは麻酔だな。

これはもう恐怖症になりそう。

もっと穏やかにすぅーっと眠りに落ちる感じかと思ってた。

眠くて眠くて眠りに落ちる時みたいに、気持ちよくて、ふわ〜っと、

安らかに眠れるのかと思ってた。

ぜんっっっっっっっっぜん違った。

もうやだ。

二度とやりたくない。

最近夜寝る時思い出してこわくなるもん。

たぶん、

わからないけど、

死ぬ時あんな感じなのかなって思う。

もうね、

なんもできないのよ。

ぬ〜べ〜の鬼の手が私と私の魂を無理やりひっぺはがしたという説明がしっくりくる。

急に強い目眩が襲って、頭がぐわんぐわんしてきて、ぐるんって意識が飛んだ。

そんな感じ。

なんだあれは。

こわかった。

死にたくないのに、死ぬぅうううううみたいな。

寝たくないのに、あっちの世界に引き摺り込まれるうううううって。

あーもう。

書いてるだけで辛い。

でもだれかにわかってほしいw

わかちあいたいw

手術自体は本当に眠っている間にやってくださったから、なにされたんだか全くわからないし、痛くない。


覚えてるのは、

麻酔の時1から8まで看護婦さんと一緒に数えるんだけど、

8まで全部数え切っちゃって、

うわ、詰んだ。

って絶望した記憶。

麻酔が効かないとか、効きが弱かったとかもググって見てたから、麻酔の効き目とかもまた恐怖だった。

まさかの麻酔が効かない体質。

って霜降り明星の粗品風ツッコミが頭の中ぐるぐるしてた。

そしたらもう一回カウント始めたのね、

おそらく1回ちゃんと数えて、それから麻酔入れるのが通常。

2回目は4で落ちた。

それから、なんか眩しいなーって内容の夢を見て(たぶん手術室のライトのせい)

終わりましたからねーって声と眩しかったライトが消えた感覚を覚えてる。

手術台からストレッチャーに乗せられてガラガラガラって運ばれて、エレベータに乗せられて、病室のベットに1、2、3ってまた乗せられて、お布団かけられて、起き上がらないでくださいね〜って言われたところまで。

もう虚無感すごいし、麻酔グワングワンだし、怖かったし、ちゃんと生きて帰ってこれたし、痛くないし、いろいろな感情が大渋滞。

術後の検診で、手術自体は成功したし、大丈夫だって言ってもらえてやっと一息つけた。

この後はお家で療養編。

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