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法律事務所はGoogle口コミを気にするべきか #033

法律事務所のGoogle口コミ、悩ましい問題ですよね。

しっかりした仕事をする弁護士や人柄の素晴らしい弁護士であっても評価が低いことはザラにあります。

低く評価をつけられがちな理由

紛争の相手方から評価されることがある

いろいろな法律事務所の悪い口コミを見ていて、多いのがこのパターン。「当然内容証明が届いた」「提示された合意書の内容に納得がいかない」などなど。

依頼に基づいて正当な業務として行なっていることでも、相手方にとっては不利益な内容だったり不快だったりするので、これはもうどうしようもないことです。相手方としては、こちらは明確に「敵」であって陥れたいという強い動機があるので、それが悪い評価やコメントという行動につながりやすいです。

なので、法律事務所の口コミを見るときは、この類の口コミは基本的に無視して見る必要があります。

人の悩みを扱っている

また、弁護士に相談や依頼をする案件の当事者や関係者は、大なり小なり深い悩みを抱えています。そのような状態だと、法律事務所の対応のちょっとしたことでも不満を抱えやすく、人によってはそれを口コミ評価する、という行動に出ることがあります。

例えば、急ぎの相談を希望したのに都合がつかず断られたとか、相談に行ったけど弁護士に「その請求は難しい」と言われた、とか。弁護士に特に非がないことでも、容赦なく悪いコメントがつくことがあります

私も過去に、年末年始かGWの連休前日に相談依頼があり、休み明けになります、と断ったことがありました。電話では「そうですか」とあっさりした対応で、結局相談には至らなかったのですが、後日、その方がコメント無しで低い星をつけているのを発見しました(実名アカウントでした)。それだけ切羽詰まっていたんだろう、と広い心で受け入れました。

ちなみに、この理由で、より悪い評価をつけられやすいのは病院でしょう。
「急な症状だったのに予約できなかった」「患者が多くて待たされた」など、病院側にはコントロールしがたい事情であっても「具合が悪いのに」という理由のもと、容赦なく悪評価やコメントをつけられる傾向にあります。しかも、弁護士よりも1日に対応する患者さんが多い分、評価もコメントも多くつく傾向にあり、口コミが荒れやすいです。

弁護士はどうするか

気にしない

上記のとおり、法律事務所はどんなに誠実に仕事をしたとしても悪いコメントがつきやすい傾向にあります。削除依頼もほとんど認められません。

ですので、悪い評価やコメントがついても、まずは気にしないのが一番です。

知り合いに頼んで高い評価をつけてもらう

そうは言っても、初めて相談に来る方にとっては自分が行こうとしている事務所の口コミが悪いと不安になるだろうと思います。採用の場面でも、応募者の目線になれば、口コミが悪いとちょっと心配になるでしょう

そこで、気になる場合には、友達や知り合い、また、頼めるのであれば顧問先や案件が終了した依頼者にいい評価をつけてもらうようお願いして、なんとか4くらいになるようにバランスを取るのがよいでしょう。(ただし、サクラっぽいコメントばかりなのも気になるので、星だけにするか、自然なコメントを書いてもらう必要があります)

私の場合

上記の相談を断った件を除いては、今のところは防ぎようのない事態で悪いコメントをされたことはなく、他方、5評価をつけてくれた知り合い等が何人かいるので、これまでずっと4点台後半を維持しています。

「この相手方には悪い評価を書かれそうだな…」という相手がたまたま実行に移していないだけで運が良いだけという面があるので、定期的にエゴサして対策を取っていきたいなと思ってます。

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