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日産×ホンダの大連合はBYDやテスラを超えられるのか?
こんにちは、中村稔です。いやぁ、この話題、びっくりしましたね。日産とホンダが経営統合に向けて動いている、という大ニュース。自動車好きの僕としては、もうワクワクが止まりません(笑)。でも同時に、「本当にうまくいくのかな?」とか「テスラやBYDには追いつけるの?」なんて疑問も湧きますよね。今回はそのあたりを、少し砕けた視点でお話ししたいと思います。
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日産とホンダ、それぞれの立ち位置
まずは両社の現状をざっくりおさらい。日産とホンダが統合すれば、世界販売台数で735万台規模の“世界第3位”グループに躍り出る見込みと言われています。これは確かに大きな数字。でも、EVの分野に目を向けると、
テスラは年間180万台以上
BYDはPHEVを含めて300万台超
という圧倒的なシェアを持っています。対して、日産のEV販売台数は14万台ほど、ホンダに至ってはもっと少ない。数字だけ見ると、やはり出遅れ感は否めません。
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統合のメリット-スケールメリットと技術シナジー
とはいえ、今回の経営統合には大きな可能性もあります。たとえば
車両プラットフォームの共通化
一つのプラットフォームを両社で活用すれば、開発費の大幅削減につながります。そして、その分をEV技術に集中投下できるようになるかもしれません。研究開発力の強化
日産はリーフなど早期からEVをやってきましたし、ホンダはハイブリッド技術で実績があります。この強みを合体させれば、バッテリーやモーターなどの基幹部品開発が加速する可能性があります。部品調達や生産の効率化
大量生産によるコスト削減はやっぱり無視できません。価格競争で苦戦しがちな日本メーカーにとって、このメリットは非常に大きいです。
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立ちはだかる“スピード”の壁
ただし、EV業界は想像以上に動きが速い。BYDは次々と新型車を出してきますし、テスラはソフトウェア面のアップデートを含めて超ハイペースで進化を続けています。日産とホンダが統合したからといって、新しいEVをバンバン作れるわけではありません。
さらに、互いの企業文化の違いを乗り越えたり、統合作業そのものに時間がかかったりと、事務的な課題も山積み。「完成した頃にはもう時代遅れの技術になっちゃった」なんてことは、自動車業界ではよくある話です。
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日産の不安要素とホンダ主導の難しさ
もう一つ気になるのは、日産の業績やブランドイメージです。最近の中間決算では大幅減益が報じられたり、グローバル市場で苦戦したり…。そのテコ入れをホンダがどこまでやれるのかが大きなポイントですよね。
また、ホンダが主導権を握る形になるといっても、両社の社風や組織体制は全然違うはず。持株会社を設立してトップや取締役をホンダ側が指名しても、日産の意見をどうすり合わせていくか…難易度は高そうです。
まとめ-新たな“ジャイアント”誕生なるか?
規模だけで見れば世界3位の自動車グループ。十分ビッグニュースですが、テスラやBYDのようにEVで一気に覇権を狙うには、まだ課題が山盛りです。僕としては、日本発の“超強力EVメーカー”が誕生してほしい気持ちがあるので、ぜひこの統合がいい方向に転がってくれることを願います。自動車業界はまさに百年に一度の大変革期。これから数年でどんなモデルが登場するのか、どんな新技術が生まれるのか、注目していきたいですね。皆さんも、ぜひ「日産×ホンダ連合」の動向をチェックしてみてください。
それじゃあ、今回はこのへんで。最後まで読んでくれてありがとうございました。中村稔でした!
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