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脅威のBYD!


中国BYDの驚異的な成長!日本の自動車メーカーは生き残れるのか?

こんにちは、中村稔です。今回は、中国の自動車メーカーBYDの急成長について、みずほ銀行の湯進さんが東洋経済オンラインに寄稿した記事を読んで、思うところを書いてみました。

引用元記事

BYDの驚異的な業績

まず、BYDの業績の凄まじさに驚きました。湯さんによると

BYDの2024年1~6月の売上高は15.7%増となる3011億元(約6兆1424億円)。新型コロナウイルス禍前の2019年1~6月からはなんと4.8倍である。

4.8倍ですよ! 正直、目を疑いましたね(笑)。日本企業でこんな成長率を出せるところ、あるんでしょうか?

さらに驚いたのが利益率です。

純利益も24.4%増の136.3億元と1~6月で過去最高となった。利益水準は中国自動車最大手の上海汽車の2倍に相当する。

中国最大手の2倍の利益? これはもう、ただごとじゃありませんね。

どんな秘密が!?

BYDの強さの秘密

1. EV・PHVの二刀流戦略
BYDの強さの核心は、EVとPHV(プラグインハイブリッド)の両方で攻めている点です。湯さんはこう指摘しています

1〜6月のBYDの新車販売台数は28%増の161.3万台。そのうち、EVが17.7%増だったのに対して、PHVは39.5%増だった。

EVが伸び悩む中、PHVで補っているんですね。これ、すごく賢い戦略だと思います。

2. 圧倒的な価格競争力
BYDの価格戦略には本当に驚きました。記事にはこんな記述がありました

特にPHVの最廉価グレードは約8万元で、購入税10%の免除措置を受ければ、同じセグメントの人気車種である一汽トヨタのカローラのガソリン車モデルより約3割も安くなる。

カローラより3割安い!? これ、日本のメーカーにとっては脅威以外の何物でもないですよね。

3. 積極的な研究開発投資
BYDの研究開発への投資も半端じゃありません。

2024年1~6月のR&D費は41.6%増の211.7億元、純利益の1.5倍に相当する規模である。

純利益の1.5倍をR&Dに投資するなんて、日本企業だと株主総会で袋叩きにあいそうですけど(笑)、これが中国企業の強みなんでしょうね。

(;一_一)

日本メーカーの苦戦

一方で、日本メーカー、特にホンダの苦戦ぶりが気になります。湯さんは別の記事で、ホンダの中国での販売台数についてこう書いています

2024年1~7月の中国販売台数は、前年同期比24.4%減の46.8万台。7月の単月でも同41.4%減の5.2万台となり、トヨタの中国販売台数の3分の1程度にとどまる状況だ。

https://toyokeizai.net/articles/-/799721?display=b

ホンダさん、大丈夫かな...?って心配になりますよね。

どういう方法がうまくいくのでしょうか?

日本メーカーは生き残れるのか?

正直、この記事を読んで焦りを感じました。日本のメーカーは本当に大丈夫なのか?って。でも、ピンチはチャンス。この危機感をバネに、日本のメーカーがもっと革新的な技術や戦略を生み出してくれることを期待しています。

例えば、ホンダが新しく立ち上げるBEVブランド「烨(イエ)」。記事によると、

2025年に投入するBEVの新ブランド「烨(イエ)シリーズ」には、ファーウェイの車載ディスプレーや科大訊飛(iFLYTEK)の音声認識技術を採用する予定だ。

https://toyokeizai.net/articles/-/799721?display=b

中国企業の技術を積極的に取り入れる姿勢、これは良い兆しかもしれませんね。


最後に

BYDの躍進、日本メーカーの苦戦。自動車業界は今、大きな転換点にあるのかもしれません。

みなさんはどう思いますか? 日本の自動車メーカーの未来、気になる点があればコメントで教えてくださいね。

それでは、中村稔でした!

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