うまく説明できない自分の体のこと-3

社会人になり、仕事もプライベートも充実し、満喫していたころ、
病魔に襲われました。
自分で作りだした毒素が、自分に矛先を向け始めました。

自己免疫疾患

免疫システムは通常、外から入ってくるものに対して体を守るために働くはずが、何らかの原因で正常な自分の免疫機能を攻撃するというもの。
私の場合、症状は関節に現れるようです。

発症時、40度を超える高熱が続いたあと、全身の激痛が始まり、身体が腫れ上がり、痛みで動けなくなりました。
関節を包んでいる滑膜を攻撃し、炎症を起こし、驚くほど腫れ上がる。
胸より下の関節は、常に激痛、しびれ、感覚麻痺。
電気が流れているようだったり、ドリルで穴を空けられるようだったり、金づちで殴られるようだったり。
少し鎮静しても、常にチリチリ、ジリジリ、ビリビリしている。
歩くことはおろか、立てず、座ることもできず、とうとう寝たきりに。

寝るといっても、心臓より足が下がっていると痛みがひどく、足を上げる特別ベッドをこしらえて横たわる。
横たわっても痛みが引くわけではなく、和らぐだけで、全身が痛くて、のたうち回り、疲れて寝る、の繰り返し。
鎮痛剤、ステロイド剤も功を奏さず、免疫抑制剤の導入も検討していましたが、漢方医学が専門の主治医に出会い、漢方薬で体質改善を促し、痛みを和らげる方法を選びました。

毎日朝夕二回、オーダーメイド漢方から煎じ薬を作る。
しばらくは、これが私の仕事のすべてになりました。

続く

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