うまく説明できない自分の体のこと-4
大阪での生活に区切りをつけ、金沢に戻って生活する際に最も困ったのは、主治医に診てもらえないということ。
ややこしい体のことを説明し、理解してもらうのは、並大抵のことではありません。
ところが運よく、主治医が金沢で診療してくれるようになりました。
月に2回、はるばる大阪から診察のために来てくれるというのです。
ほんとに助かった。
生まれ故郷に戻るとはいえ、20年以上も離れていた勝手を忘れた土地で、新しい関係を築き、人生の再スタートを切る安堵感を得ました。
その後、さほど増悪することなく、時折不調はあれども、長期間寝込むことはなくなり、ほぼ寛解状態が続いているのも、何か大きな変化が起こる前や、起こりそうなときに、こまめに主治医に診てもらっているおかげでしょう。
すでに15年来の付き合い、信頼できる主治医がいるのは大変心強いです。
しかし、主治医といえども、専門分野の先生。
専門外のこともあります。
どうしても改善しない症状があり、一緒にいろいろと試してはみるのですが、ここ数年、痛みで寝込むことが増えてきました。
下腹部の痛み、張り。
時には胃腸全体が腫れ上がり、おなかが差し込むように痛く、動けなくなるほど。
痛みのあまり、その場に倒れこんだり、そのまま寝てしまったり。
精密検査をしても異常は見つからない。
食事の内容を大幅に変えてみても、あまり変化は感じない。
どうしても改善できなくて困っていた矢先、仕事場で倒れました。
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