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毎朝3分で健康体! 心身が整う「太陽礼拝」

第二期に入り、筋力や体力が身に付くパワーヨガを学んでいます。
メインは一呼吸、一動作で流れるようにポーズを行う(シークエンス)「太陽礼拝」。
歴史や起源は諸説ありますが、古くから太陽のエネルギーを全身で受け取り、その恵みに感謝し、祈りを捧げる行為として行われてきました。
我々が現在実践しているスタイルは、「ヨガの父」と言われているクリシュナ・マチャリア氏によってまとめられたといわれています。

【memo】
クリシュナ・マチャリア(1888-1989 没101歳)
1931年にインドで初めてヨガの学校を設立。エクササイズとしてのヨガの基盤を作った人物。哲学、論理、神性、言語学、音楽の学位を取得し、アーユルヴェーダ医学の医師としても活動していたそうです。有能な弟子も多く排出。「アシュタンガヨガ」を確立させたパタビジョイス(1915-2009)。「アイアンガーヨガ」を確立したアイアンガー(1918-2014)など。

毎日実践すると完全な健康体に⁈

12のポーズを連続するAと、19のポーズで構成されたBがあり、いずれも一呼吸一動作で流れるように行っていきます。
太陽礼拝では、「ウジャイ呼吸(胸式呼吸)」「バンダ(身体の特定の部位に力を込める)」「ドリシュティ(視点)」の三つの要素を同時に実施します。これにより完全な健康体「トリスターナ」になれるといわれています。

確かに、しっかりと胸式呼吸を行いながら、胸を開いたり、体を伸ばしたり、前屈や後屈をしたり…。バランスよく全身を動かすので血行が促され、じわっと体が温まり、頭がすっきりします。
朝、お気に入りの音楽を聴きながら2回練習すると、体が気持ちよく伸びて気持ちいい。 
陽の当たる部屋で、窓に向かって太陽のエネルギーを浴び、幸せに生きていられる「今」に感謝を捧げながら、吸って吐いてと動作を繰り返し…。心も晴れやかになり、前向きな1日のスタートが切れそうです。

太陽礼拝で大切な三つの要素

ここで先ほどお話しした、三つの要素について復習。

①ウジャイ呼吸
横隔膜にロックをかけ、肺を前後左右に広げる胸式呼吸です。
特徴としては、息を吸ったり吐いたりする際に、喉の奥で「シューッ」と摩擦音を出します。サンスクリット語でウジャイとは「勝利」という意味。しっかりと胸式呼吸することで自律神経を整え、前向きに前進できるパワーを養えます。
②バンダ
サンスクリット語で「閉じ込める」「締め付ける」の意。例えば丹田のあたりにある「ウディヤナバンダ」は、お腹を凹ませ、おへそを背骨に寄せるイメージでグッと力を入れ、横隔膜が引き上がる感覚でコントロールします。ヨガのポーズは、柔軟性だけでなく、「バンダ」の働きが重要。身体を安定させる働きがあり、習得するとヨガのポーズが上達する
③ドリシュティ
目線のこと。一点を見つめることで意識を集中できます。
太陽礼拝には、鼻先、眉間(第三の目)、親指が登場します。

素朴な疑問「らいはい」「れいはい」?

最後に余談ですがこの「太陽礼拝」。先生方によっても読み方が「らいはい」「れいはい」の二通りあり、少し迷ったので調べてみました。
新聞記者が使う「記者ハンドブック」には、仏教では「らいはい」、キリスト教などでは「れいはい」と読むと記されていました。また、下記はNHKのHPからの引用です。興味のある方は読んでみてください(^^)

「礼拝」の「礼」の読みには、「呉音」の〈ライ〉と「漢音」の〈レイ〉があります。このうち、「呉音」(中国・六朝時代の南方―呉の発音といわれる)は、「漢音」よりも先に日本に伝わったとされ、比較的古い時代のことばや仏教用語の読みに多く用いられています。「礼拝」の読みも、仏教では「呉音」の読みの〈ライ〉を用いて〈ライハイ〉と読みます。しかし、キリスト教やイスラム教では同じ「礼拝」でも「漢音」の〈レイ〉を用いて〈レイハイ〉と読みます。放送でも宗教・宗派によって次のように読み分けています。「礼拝」・・・・ライハイ(仏教)。「礼拝」・・・・レイハイ(キリスト教やイスラム教)

『NHK日本語発音アクセント辞典』、『NHKことばのハンドブック 第2版』P211参照
6/25の講座のワンシーン。太陽礼拝Aを特訓中


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