医療費領収書の保管方法について

 休職中、リワーク(職場復帰に向けたリハビリ)に毎日通っていたこともあり、医療費の領収書は増える一方だった。最初のうちはクリアファイルに乱雑に放り込んでいたが、職業柄、医療費領収書は一定期間保管しておく必要があることを知っていたこともあって、重い腰を上げて管理しやすそうな保管方法を考え出した。今日の記事はその方法を紹介しようと思う。


 本題に入る前に、医療費の領収書の保管が必要な理由と、その期間について触れておく。

・医療費控除(保管期間:5年間)
 確定申告の医療費控除には“医療費控除の明細書”の添付が必要となっている。税務署から求められた際は医療費領収書を提出しなければならないため、5年間自宅で保管する必要がある。

・高額療養費(保管期間:2年間)
 医療機関や薬局で支払った額がひと月の上限額を超えた際、公的医療保険の機関に申請することにより、上限額を超えて支払った分が支給される制度。支給を受ける権利は診療を受けた月の翌月1日より2年間なので、医療費の領収書が残っていれば遡っての申請が可能。

 医療費領収書の保管の必要性をご理解いただいたところで保管方法を紹介しようと思う。
用意するものは以下の6つ。

・リングファイル(A5)
・ポケットリフィル(A5)
・ネーム用シール
・ゼムクリップ
・ダブルクリップ
・フラットファイル(A5) ※年が変わったら用意

 保管の流れは以下のように行う。

①領収書をダブルクリップでまとめる。同じ医療機関や薬局に複数回かかったら、貰った場所ごとにゼムクリップで留めてからダブルクリップでまとめる。

②領収書が一ヶ月分たまったら、ダブルクリップを外して領収書の束をポケットリフィルに入れる。

③ネーム用シールに受診月を書いてポケットリフィルに貼り付け、リングファイルに挟む。

④①~③を一年分繰り返す。

⑤年が変わったらフラットファイルを用意し、前年の領収書をリングファイルから移し替える。

 この方法だと、受診月ごと、貰った場所ごとに分けて保管しているので特定の領収書にアクセスしやすい。医療費領収書の保管方法に迷っている方の参考になったら幸いである。

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