嫌い嫌いも好きのうち
私は昔から、ビル門(ゲーツ)という方が好きではなかった。
ウインドウズというOSとあまり相性が良くなたったことから始まり、PCが巷に普及する様になると、ウイルスに感染しては、ウイルスバスターなるものを購入させられ、さらにそれをかいくぐって現れるウイルス、そしてウイルスバスターの繰り返し。そのうち、定期的にウイルスバスターのアップデートが普通になっていく様子を、アップルコンピューターを使いながら眺めていると、「これはお金儲けのためのカラクリなのでは?」と感じる様になった。
あ、これ、今巷で騒がれている、小人のウイルスの話ではありませんよ。でも、パターンが似てませんか?
ひょっとして、これはお金小儲けのためのパターンなのでは?
そして、このビル門は、いつの間にかワクチン(ウイルスバスター)の専門家の様になった。特に医師免許なども所有していないのに、お金さえあれば皆意見を尊重してくれる。そう言えば、昔、NHKで放送されていた「プリンプリン物語」っていう人形劇で、お金持ちクラブっていうものがあって、「お金さえあれば、なんでも手に入る。われーらせかーいお金持ちクラブ〜♪」って歌があった。
ありました!!今は、youtubeでなんでも見つかるんですね。まるでタイムマシーンの様。改めてこれを見ると、なんだかマインドコントロールの様だね。
で、嫌い嫌いなビル門なんだけど、それでもやっぱり気になる彼の動向。それは、心の中の鏡写しで ”好き” ってことなのかも知れないって、最近気がついた。
実は、私たちが嫌だとか好意的に思えない態度を、他者に見るとき、それは自分の潜在意識の中にそれと同じ性質のものがあって、無意識化で自己の中にあるその部分を否定したいがために、それと同じ性格を持つ他の対象を見つけて攻めるという、深層心理があります。 ということは、私が常に嫌気を抱いている、ビル門と同じ性質が、実は私の中にも!? と考えると、彼は、私に「自己の深くを探りたまえ」と言っているのかも。
そして、彼が何気にコメントすることが、それとなく現実化しているのは、決して自分を神様の様に仕立て上げているわけでなくて、彼なりに、私たちに与えてくれる忠告なのかも知れない。そう考えると、これも異形の優しさ。
そう考えると、悪も善良も表裏一体。私を含めた、皆の中に存在しているもの。ヨガでよく使う、There is no right or wrong. ということなんだ。すべての物事にニュートラルな姿勢で対応するのが大事ってことなんだ。なるほど。
Sat Nam
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