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ポジテイブシンキングの落とし穴

私は10月生まれの天秤座。
陰陽のバランスを常に意識する人生を送っています。(まじで?)
定期的にご指導いただいている、占星術の先生にも、このことを指摘されていますので、私一人の思い込みでないと信じています。(他者からの意見を通じて自分を見つめるのも、バランス作業の一つです)

ところで、ポジテイブって言葉、いいですよね。なんか光り輝いて、前向きで、キラキラ輝く星が周りに散りばめているって感じもしますよね。そして出来ることなら、そんなポジテイブな存在でありたいですよね。

。。。。。。。(シンキングタイム)。。。。。。。

しかし、ポジテイブを目指せば目指すほど、その反動で疲れることってありませんか? 私は、アメリカに暮らしていますが、周りの多くの人がネガテイブを嫌うというよりは、恐れに近いものを感じ、その反動でポジテイブに振る舞う、という様な印象を強く受けます。それがエスカレートして、ポジテイブさがヒステリー化しているなあ、と思うことがよくあります。
そして、ポジテイブを強調すればするほど、得体の知れない ”恐れ” というものが心の何処かを占拠して、どんどん溜まって行く、そんなビジョンが見えてきます。この得体の知れないものは、やがて潜在意識として体積され、実際に体の波動が変わってきてしまう。(私の感覚的な見解ですよ)そしてさらに、それから逃れたいがために、ポジテイブを装う。

この繰り返しをしていたら、ある時突然、ぷちーんっ!って切れるんです。それが中年の危機 https://ja.wikipedia.org/wiki/中年の危機 という形で現れるんですよね。また、更年期障害もある種、バランスの乱れから起こるという気もします。


私の52年の人生を通じて分かったのは、ポジテイブという素質は、人間の誰もが既に備え持っているもので、ネガテイブな要素を外していくことで、自然に沸き起こるもの。言い換えると、私たちは、自身の中に隠しているネガテイブな部分にもっと注目してケアーしてあげるべきなんです。

では、具体的にどうやってネガテイブな要素を取り外すのかというと、このネガテイブな感覚を、ご自身がこれまで無視してきた自己の分身と思って、あえてそんな自分に「これまで無視してきてごめんね」「悲しかったよね」「寂しかったよね」って言い聞かせて、自分自身を抱きしめてあげることで、その分身と統合して潜在していたネガテイブな意識が溶けてなくなります。その結果、安寧さがフワッと湧き上がり、急に幸福感に包まれる様な感覚となり、幸せ、ポジテイブな波動に書き換えられるんです。


で、もう一つ、私が体得したポジテイブ感って、若い頃に考えていた『キラキラと華やかなもの』でなく、曇り空の下であっても、『ああ、満たされている』『これで充分』『ありがたい』『お陰様で』という感覚です。

わびさび というのが、こういうものなのかなあ、、、、となんとなく感じます。

Sat Num


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