見出し画像

【英語学習】洋楽で英語力アップ ~基礎知識~

英語を学ぶ上で洋楽は最高の題材です。特に日本人にとって難しいリスニングとスピーキングの練習に最適です。みなさんも韓国のアイドルのなどで、話してるときよりも歌ってるときの方が日本語の発音が完璧!なんていうのを目にしたことがあるのではないでしょうか。
洋楽は話すよりも簡単に歌えます。そして英語を話したり聞いたりする力を知らず知らずのうちに高めてくれます。なぜなら洋楽を聞いて歌うのは実はシャードーイングと同じなのです。いきなりお気に入りの曲を歌おうとしてもテンポがはやくて難しいですよね。いくつかコツがあるので、そのための方法をいくつかの簡単なステップに分けて紹介していきます。

今回は洋楽が歌えるようになるために必要な基礎知識をお教えしましょう。
基礎とはいっても非常に大事でこれなしには洋楽は歌えるようになれません。しっかり覚えてください。
逆に言うとこれさえ覚えれば洋楽は80%歌えたも同然です。
では早速行きましょう。

基礎その1 音の強弱を知ろう ー 洋楽はすべての歌詞を歌っていない!

具体的に言うと「and」や「it」は歌詞には書かれていてもほとんど歌われていません。これはなぜかというと、英語には日本語と違って音の強弱というものがあります。ひとつの文章の中に「大事なところは強く」、「どっちでもいいところは弱く」発音するという仕組みになっていてとてもリズミカルになっています。このルールでいくと「and」や「it」はどっちでもいい部分ということになり、あまり強く発音されないので歌の中では消えてしまっているのです。

基礎その2 音のつながりによる崩れを知ろう

英語には母音と呼ばれる「a,i,u,e,o」の音とそれ以外の子音の音とがあります。
別々の二つの単語で前の単語が子音で終わり、次の単語が母音で始まるとき、二つの単語の音がつながってまるでひとつの単語のように聞こえることがあります。リンキングと呼ばれるものです。
具体的にいうとビートルズの代表曲「Let it be」。日本語で言うと「レット・イット・ビー」ですがそうは歌っていません。「Let」の「t」と「it」の「i」がつながって「レリッビー」のように聞こえます。(なぜ「t」と「i」なら「ティ」にならないかというと「t」の音は時々「l」のように発音されることがあるからです。「letter」は「レター」ではなく「レラ」と発音されることからもわかります。)このことを知っておくのは大切です。

実際の例はこちらもどうぞ
【英語学習】Linkin Parkでリンキングの練習 ー 『Numb』の歌い方

基礎その3 単語の中の省略を知ろう ー Becauseとは歌わない

歌詞カードを見ると「’cause」というのが出てきます。何これと思われた方も多いでしょうが、それは「Because」の省略なのです。「Because」は「’cause」と書かれて「ビコーズ」ではなく「コズ」と読まれています。理由はおそらく「ビ」の部分が弱くしか発音されないためなくても同じだからでしょう。似たようなのに「goin'」とか「movin'」とかがあります。これは「going」「moving」の略です。

基礎その4 ちょっとしたスラングを知ろう ー 「wanna」「gonna」

話し言葉でしか用いられない英語ですが、それぞれ「want to」「going to」という意味です。
また「want to」「going to」と歌詞に書かれていてもほとんどの場合「wanna」「gonna」と歌います。
 
以上の4つが基礎知識として必要な部分です。
少しわかりにくい説明になったところもありますが、実際に聴いて見ればそれほど難しくはないことがわかるでしょう。

  

いいなと思ったら応援しよう!