【英語学習】Linkin Parkでリンキングの練習 ー 『Numb』の歌い方
はじめに
Linkin Parkの2ndアルバム「Meteora(メテオラ)」に収録されている曲「Numb(ナム)」です。Numbとは痺れているとか麻痺といった言葉で、座りすぎて足が痺れたときなどにも使えます。この曲は体の痺れではなく、精神的な麻痺について歌った曲です。他人の期待に答えることの苦悩や自分を取り戻すことの葛藤を歌った曲のように受けとれます。
では、さっそく行きましょう。この曲は少しむずかしめですが、リンキング(英語の音と音がつながって発音されること。リエゾンとも)のオンパレードで、慣れてないと難しいかもしれません。この曲を通じてリンキングに慣れていきましょう。
では、はじめに曲を聞いてください。
次に歌詞を見ながら聴いてください。歌詞はこちら です。
では、歌詞を見て曲聴きながら歌ってみてください。歌詞の下にカタカナ読みを振っておきました。参考にしてください。歌うための最大のポイントは「聞こえたように歌う」ことであることをお忘れなく!!
※記号の見方:
カタカナのルビの中の()は読んでも読まなくてもいいという意味です。はじめは読まないほうが歌いやすいと思います。さりげなく歌えるようになったら上級者です。
アスタリスク(*)の印はここを強く歌うと歌いやすいということを示しています。(英語のアクセントに相当するところです)
カタカナの下の数字は対応する番号を最後に下で少し解説します。
歌い方
(I'm) tired of being what you want me to be
*タイヤー*ビーンワッ*チュ*ウォーンミトゥビー
<1> <2> <3>
feeling so faithless
*フィーリンソーフェイスレス
<3>
lost under the surface
ロス*タンダーザ*サーフェイス
<2>
I don't know what you're expecting of me
(アイ)*ドンノー*ワッチュ(ア)*エクス*ペークティゴブミー
<2> <2>
put under the pressure
*プッ(ト)*アンダーザ*プレッシャー
<3>
of walking in your shoes
オブ*ウォーキー(ン)イン*ニュア*シューズ
<2>
[caught in the undertow, just caught in the undertow]
*コーティ(ン)ズィ*アンダトー、ジャス(ト)*コーティ(ン)ズィ*アンダトー
<2>
every step that I take is another mistake to you.
*エヴリス*テップザライ*テイキズア*ナーザミス*テイク*トゥーユー
<2> <2>
[caught in the undertow, just caught in the undertow]
*コーティ(ン)ズィ*アンダトー、ジャス(ト)*コーティ(ン)ズィ*アンダトー
I've
*アイ(ヴ)
become so numb
ビ*カムソー*ナム
I can't feel you there
アイキャン*フィーリュー*ゼア
<2>
become so tired
ビ*カムソー*タイ(ヤド)
so much more aware
ソーマッチ*モーア*ウェア
I'm becoming this
*アイ(ム)ビ*カミン*ディス
all I want to do
*オーライ*ウォントゥー*ドゥ
<2>
is be more like me
イズビー*モアライ(ク)*ミー
and be less like you.
アンビー*レスライ*キュー
<2>
Can't you see that you're smothering me
*キャンチュースィーザッチュ(ア)*スモーザリンミー
<2>
holding too tightly
*ホーディントゥー*タイ(ト)リィ
<3>
afraid to lose control
アフ*レイトゥー*ルーズ*コーンチュロー
cause everything that you thought I would be
コ*ゼブリ*スィンザッチュ*ソーライ*ウッビー
<2> <2> <2>
has fallen apart right in front of you.
ハズ*フォーリンナ*パー(ト)*ライティーン*フローントー*ビュー
<2> <2> <2>
[caught in the undertow, just caught in the undertow]
*コーティ(ン)ズィアンダトー、ジャス(ト)*コーティ(ン)ズィアンダトー
every step that I take is another mistake to you.
*エヴリステップザライ*テーイキズ*アナーザミステイクトゥー*ユー
[caught in the undertow, just caught in the undertow]
*コーティ(ン)ズィアンダトー、ジャス(ト)*コーティ(ン)ズィアンダトー
and every second I waste is more than I can take.
エン*デヴリセ*カンダイ*ウェイスティズモアザン*アーイキャン*テーイ
<2> <2> <2>
I've
*アイ(ヴ)
become so numb
ビ*カムソー*ナム
I can't feel you there
アイキャン*フィーリュー*ゼア
become so tired
ビ*カムソー*タイ(ヤド)
so much more aware
ソーマッチ*モーア*ウェア
I'm becoming this
*アイ(ム)ビ*カミン*ディス
all I want to do
*オーライ*ウォントゥー*ドゥ
is be more like me
イズビー*モアライ(ク)*ミー
and be less like you.
アンビー*レスライ*キュー
And I know
*エンダイ*ノー
<2>
I may end up failing too
アイ*メイ*エーン*ダップ*フェーイ*リントゥー
<2>
But I know
バ*ライノー
<2>
you were just like me
*ユーワー*ジャス*ライ(ク)ミー
with someone disappointed in you.
ウィズ*サーマン*ディサー*ポーインティディン*ニュー
<2>
I've
*アイ(ヴ)
become so numb
ビ*カムソー*ナム
I can't feel you there
アイキャン*フィーリュー*ゼア
become so tired
ビ*カムソー*タイ(ヤド)
so much more aware
ソーマッチ*モーア*ウェア
I'm becoming this
*アイ(ム)ビ*カミン*ディス
all I want to do
*オーライ*ウォントゥー*ドゥ
is be more like me
イズビー*モアライ(ク)*ミー
and be less like you.
アンビー*レスライ*キュー
I've
*アイ(ヴ)
become so numb
ビ*カムソー*ナム
I can't feel you there
アイキャン*フィーリュー*ゼア
[(I'm) tired of being what you want me to be ]
*タイヤー*ビーン*ワッチュ*ウォーンミトゥビー
(repeat/繰り返し)
ちょっと解説
1. 弱いof
tired of のofってよく聞くと歌われているのですが、ほかの部分に比べると弱いのでなれないうちは飛ばしてしまって大丈夫です。
英語を話す上でも聞く上でもこういうめっちゃ弱い音みたいのがあることを知っておくのは重要です。ここでも歌うのにいらないので飛ばしてます。
2. リンキング(リエゾン)
出ましたリンキング。音と音がつながるというものなのですけど、日常会話でも洋楽でもよくみかけるものってあります。そういったものから慣れていくのがいいのではないでしょうか。
例えば「what you」なんかは t と you (ユー) がつながって「チュー」になってます。
ほかにも
lost under: t と under (アンダー) がつながって「タンダー」
all I: l と I(アイ)がつながって「オーライ」
feel you: 同じようにlとyouで「フィーリュー」
But I: tとI(アイ) がつながって「ライ」 (タイにならないのかってところなんですが、Butのtがめちゃめちゃ弱く発音されるのと口の形がlと似てるのでライになってます)
disappointed in you: dとiがつながって「ディサ*ポインティディン」、さらにそのままyouまでつながって「ディサ*ポインティディニュー」になってます。ポを強く読むと英語ぽいです。
こうやってみるとちょっとローマ字読みみたいでそんなに怖くないですね。
3. 読まれない最後のtやらg
wantのt や begingのg などは発音が弱すぎてほとんど聞こえません。リンキングするときだけ聞こえるのですが、単品だとほぼ聞こえないときがあります。次の音によってほぼ省略されてしまうときがあるのですね。
テンポよく歌うためにもあんまり聞こえない音を省略してしまうのが大事です。(スピーキングやリスニングでもあてはまりますよ)
4. その他
「聞こえたように歌うこと」も大事です。カタカナもそのことを意識してつけました。例えば「control」を「コンチュロー」、「someone」を「サマン」としました。そう歌った方が元の歌のように聞こえると思ったからです。
いかがでしたか?リンキングの参考になればうれしいです。練習して歌えるようになりましょう!